フェルスタッペン、”友”であるHondaに感謝「クルマはぶっ飛ぶほど速かった」
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キャリア通算7勝を誇るマックス・フェルスタッペンは、参戦5シーズン目、93戦目にしてキャリア初のポールポジションを獲得。一発の速さを競うハンガロリンクで行われた2019年のハンガリーGP予選で、フェラーリとメルセデスを打ち負かして最速を刻んだ。
予選を振り返ったフェルスタッペンは「クルマはぶっ飛ぶほど速かった」と語り、コンペティティブなマシンを用意した”チーム全体”に感謝。そして「”チーム”というのはホンダを含めてって事」と付け加え、ホンダは単なるエンジンサプライヤーではなく、志を一つにして共に戦う仲間だと強調。強い絆を感じさせた。
フリー走行からの良い流れを途切れさせることなく、フェルスタッペンは予選Q1でトップタイムをマーク。Red Bull、メルセデス、フェラーリの三つ巴の戦いとなったQ3では、1回目のアタックで再び最速を刻み、最終アタックではその自己ベストを更にコンマ5秒近く削り、メルセデスのバルテリ・ボッタスに0.018秒差をつけて、オランダ人初のF1ポールポジションを果たした。史上4番目の若さでのポールシッターだった。
クリスチャン・ホーナー代表は「バルテリはターン13で若干オーバーステアだったようだが、マックスは着実にラスト2コーナーを通過し、100分の2秒のマージンを稼いでコントロールラインを駆け抜け、ホンダに2006年以来のポールポジションをもたらした」と語り、最後の2つのコーナーが明暗を分けたとの考えを示した。
Hondaに感謝「クルマはぶっ飛ぶほど速かった」
マックス・フェルスタッペン予選: 1位, FP3: 2位
今日は最高の1日だ。予選ではマシンの調子がさらに上がった。トップに立てるなんて信じられないぐらい嬉しいし、僕にとっては初めてのポールポジションだから、スペシャルな思い出になるだろうね。
それに。ポールが取れたのがハンガロリンクというのも嬉しい。ここで搭載燃料を最小限にして予選ラップを走るのは最高に楽しいし、ダウンフォースによって増したグリップ感を感じながら全開で駆け抜けられるのは最高だ。
ホンダは全てを向上させようと懸命に取り組み続けてくれているし、トップチームとの差はどんどん縮まっている。今日はチーム全員にとって最高の1日になった。”チーム”というのはホンダを含めてって事さ。今日のクルマにはぶっ飛んだ速さがあった。これまでの懸命の努力が実って本当に嬉しい。
今週末はロングランができていないけど、僕らのマシンはここ最近特に予選よりもレースでの方が調子が良いから、あまり心配はしていない。明日はトラブルのないスタートを決めて、しっかりと自分の仕事を終わらせたい。
こんなにたくさんのオランダ人ファンが見に来てくれるなんて思ってなかったから、グランドスタンドにいる彼らの姿を見て本当に嬉しかった。明日も接近したエキサイティングなレースになるんじゃないかな。
© Getty Images / Red Bull Content Pool、フィニッシュラインを駆け抜けるフェルスタッペンに声援を送るオランダ人ファン
予選では、僅差の争いを制したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、キャリア初のポールポジションを獲得。2番手と3番手に続いたメルセデスの2台を抑えて、タイムシート最上位に名を刻んだ。
2019年F1第12戦ハンガリーグランプリ決勝レースは、日本時間4日(日)22時10分から行われ、1周4381mのハンガロリンクを70周する事で勝敗を決する。