角田裕毅、今季5度目のQ1敗退…ラップには満足もガスリーとのタイム差に困惑
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2021 F1第11戦ハンガリーGP公式予選に挑んだアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は16番手に留まり、今季5度目のQ1敗退(第2戦エミリア・ロマーニャGPの欠場除く)を喫した。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
14 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:17.776 | 1:17.583 | |
15 | サインツ | フェラーリ | 1:16.649 | ||
16 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:17.919 | ||
17 | ラッセル | ウィリアムズ | 1:17.944 | ||
18 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:18.036 |
FP1でのクラッシュにより初日走行時間の7割を失ったルーキーはその穴を埋めるべく、土曜の最終プラクティスで精力的に走り込み、全車最多となる25周を走り込んで14番手タイムを刻んだ。
予選では及ばず16番手とQ1ノックアウトを喫した。チームメイトのピエール・ガスリーはミッドフィールド最速となる5番手につけた。Q1での両者のギャップは1.04秒にまで達した。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは角田裕毅について「予選を通して着実に改善した」と評する一方、走行時間が不足していたために「ピエールのようにクルマに自信を持つことはできなかった」と指摘した。
また、そのハンデを埋めるべく「セットアップに全力を尽くした」としたが、同時に「Q2進出を叶えるほど十分なものではなかった」と付け加えた。
ガスリーとのタイム差に困惑
角田裕毅
予選: 16位, FP3: 14位
今週末は終始、マシンバランスに悩まされる事となり、かなり難しい状況でした。
昨日失った時間を取り戻すために、FP3では最大限に走行時間を取る事にしました。順調にペースを上げていき、上手くラップをまとめ上げる事ができたと思います。
予選に向けては自信を持って臨みました。依然としてグリップ不足を感じながらも、ラップそのものは悪くなかったと思います。
チームメイトにあれ程のタイム差をつけられた理由がわからないので、明日のレースに向けて今夜はエンジニアと一緒にデータを分析するつもりです。
ハンガロリンクは過去に何度か走った事のあるコースで僕としてもかなり気に入っていますので、上のグリッドからスタートできないのは悔しいです。
ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続いてメルセデスが最前列をロックアウトした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは僚友セルジオ・ペレスと共に2列目3番グリッドから逆転に挑む。
2021年 F1ハンガリーグランプリ決勝レースは、日本時間8月1日(日)22時にスタート。1周4,381mのハンガロリンクを70周する事でチャンピオンシップを争う。