フェラーリ、ボスの死を乗り越えトップタイム「今日は過去最高の金曜日」
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セルジオ・マルキオンネの訃報を受けて黒い喪章をつけてハンガリーGP金曜フリー走行に臨んだスクーデリア・フェラーリ勢は、セバスチャン・ベッテルがトップタイム、キミ・ライコネンが4番手で初日を終えた。
フェラーリは週末を通して徐々に調子を上げてくる傾向があり、グランプリ初日を最速で締め括るのはかなり異例。合併症の急激な悪化によって帰らぬ人となったかつてのボスを弔うべく、フェラーリのモーターホームには半旗が掲げられた。
思い出されるのは1991年のハンガリーGP。直前に死去した本田宗一郎を追悼すべくアイルトン・セナを含めたチーム全員が喪章をつけてレースに挑んだマクラーレン・ホンダは、セナが5戦ぶりにポールポジションを獲得し、1度もラップリーダーを譲る事なく優勝を果たした。
フェラーリ:F1ハンガリーGP初日を終えて
セバスチャン・ベッテルFP1: 2位, FP2: 1位
午後のセッションには凄く満足してる。午前よりも良かったからね。ショートランでのマシンのパフォーマンスは良いと思うよ。まだ改善できる点はあるけど、厳密に言えば今日は過去最高の金曜日の1つだと思う。
(セルジオ・マルキオンネが亡くなった今)大量の仕事に忙殺されながら週末を過ごすのが最良の方法だと思う。簡単な事じゃないけど、僕は自分がやるべき仕事に集中した。
ハンガロリンクではオーバーテイクが本当に難しいから、予選でのグリッドポジションとレースでのスタートが凄く大事なんだ。最初の数コーナーを駆け抜けた時点で前にいることが決定的に重要で、そのためにはまだやるべきことがたくさんある。
キミ・ライコネンFP1: 4位, FP2: 4位
至って普通の金曜日だったよ。色んな事を試し、できるだけ多くの事を学ぼうとした。色んな点において今日のコンディションは簡単とは言えないものだったけど、金曜日としては普通の日だった。現時点ではまだラップタイムをあまり重要視してないよ。フリー走行でのタイムはあまり大きな意味を持たないからね。
まだやるべき作業があるのは間違いないけど、今のところはさほど悪くないし、マシンは期待通りに機能してくれてる。明日は僕らが必要とするスピードがあると良いね。
初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手レッドブルのマックス・フェルスタッペンを0.074秒差で退けた。3番手には0.227秒遅れでダニエル・リカルドが続く結果となった。
F1ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月28日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってブタペスト郊外のハンガロリンクで開催される。