ホンダ、サーキット性能を進化させた新型シビック TYPE R を販売…価格475万円 専用装備の限定モデルも
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本田技研工業は2020年10月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で延期していたシビック・タイプR(CIVIC TYPE R)のマイナーチェンジモデルを10月9日より発売すると発表した。価格は475万2,000円(税込)。
また、国内200台限定販売となるシビック・ タイプRリミテッド・エディション(CIVIC TYPE R Limited Edition)が11月30日に発売される事も明らかにされた。
最高出力235kW(320馬力)、最大トルク400Nmを誇る高出力・高レスポンスの2リッターVTECターボエンジンを搭載し2017年に発売された現行FK8型は「操る喜び」が追求され、アグレッシブなスタイリングとサーキットから市街地まで様々な場面に応じた個性際立つ走りが人気を博してきた。
CIVIC TYPE R レーシングブルー・パール
CIVIC TYPE R フレームレッド
CIVIC TYPE R クリスタルブラック・パール
CIVIC TYPE R ポリッシュドメタル・メタリック
改良型となる本モデルは、前後バンパーのスポーティーさを際立たせ、エンジンの冷却性能を向上させる等してサーキットでの走行性能を更に追求。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を装備し、「操る喜び」だけでなく「安心してどこまでも走り続けたくなる性能」を両立させ、魅力を高めた。
フロントグリルの開口面積を拡大することで冷却性能を向上させ、フロントバンパースポイラーの形状変更などによってドラッグを低減。2ピース・フローティング・ディスクブレーキの採用によって、サーキット走行時のブレーキフィールを向上させるとともに、バネ下の重量を低減させた。
アダプティブ・ダンパー・システム制御や、サスペンションブッシュ・ボールジョイントなどのきめ細やかなサスペンションのアップデートを実施。これにより、コーナーへのアプローチから脱出までの一連のハンドリング性能や、荒れた路面における接地性・制振性を進化させ、街乗りから高速クルージング・ワインディングやサーキット走行までのあらゆるシーンで、さらなる一体感とダイレクト感を実現した。
内装としては、握りの質感とフィット感を向上させると共に車両の挙動をよりダイレクトに感じられるよう、ステアリングの表皮にアルカンターラを採用。シフトノブをティアドロップ形状に変更する事で認識性と操作精度を実現し、ドライバーと車両の一体感をさらに進化させた。
限定の「シビック TYPE R Limited Edition」は、専用のBBS製20インチ鍛造アルミホイールとサーキットパフォーマンスに優れたハイグリップ20インチ専用タイヤ(ミシュラン・パイロットスポーツ Cup2)を採用。アダプティブ・ダンパーシステムとEPSに専用セッティングを施す事で、徹底した軽量化を実現しピュアスポーツ性能を更に向上させた。
価格はノーマルモデルより74万8,000円高い550万円(税込)。また、初代シビック TYPE Rを想起させるサンライトイエローⅡが専用色として設定されている。