リッチエナジーとの契約解消発表は事実無根?ハースF1が声明を発表
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リッチ・エナジー社はソーシャルメディアを通して、F1世界選手権に参戦するハースF1チームとのタイトルスポンサー契約を10日付けで解消したと発表したが、実際には契約はまだ有効のようだ。
唐突とも言える発表から16時間後、ハースはチーム代表を務めるギュンター・シュタイナー名義で声明を発表。「リッチエナジーは、現在もハースF1チームのタイトルパートナーである」と明らかにした。ただし、機密保持を理由に、詳細な契約状況への言及は避けた。
契約解消発表は第10戦F1イギリスGP開幕を2日後に控えたタイミングで行われた。開幕を直前に控えたシルバーストンのハースのガレージ、モーターホームにはリッチ・エナジーのロゴが掲載されたままの状態で、取り除かれる気配は伺えない。
英Autosportは、とある情報筋からの情報として「今回の解消発表はリッチ・エナジーのウィリアム・ストーリーCEOの独断であり、オーナー陣はこれを許可していない」との見解を報じた。報道内容の真偽は不明だが、ロゴが取り除かれていない状況を見る限り、ハースとリッチ・エナジー双方の間に見解の相違があることは間違いない。
本日はシュタイナー代表がメディアセッションに参加する予定であるため、もう少し詳しい状況が明らかになる事が期待される。