マグヌッセンのハースF1最終戦を前に、担当エンジニアのマーク・スレイドがチームを離脱
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ケビン・マグヌッセンがハースでのラストレースを迎える2024年F1アブダビGPを前に、担当レースエンジニアのマーク・スレイドがチームを去ったと報じられている。
伊AutoRacerによると、スレイドは1週間前のカタールGPまでマグヌッセンを担当していたものの、ヤス・マリーナ・サーキットには姿を見せず、「チームとの関係を断った」とされる。ハースはこの件についてコメントを控えている。
パフォーマンスエンジニアリング責任者のドミニク・ヘインズが、スレイドに代わってマグヌッセンのハース最終戦でレースエンジニアを務める。
スレイドは1991年にマクラーレンでF1キャリアをスタートさせ、以降、ルノー、メルセデス、ロータスで31年に渡ってエンジニアリング職を歴任。ミカ・ハッキネン、デビッド・クルサード、キミ・ライコネンといったトップドライバーと共に成功を築いてきた。
ハースに加わったのは2022年6月。従業員としての雇用契約ではなく、業務委託といった別の契約形態を取っていたようだ。
12月7日の予選では、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグが4番手を記録した一方、マグヌッセンはルイス・ハミルトン(メルセデス)に道を譲ろうとして、ボラードだけでなく縁石に乗り上げフロアを損傷。パフォーマンス低下に苦しみ、15番手に終わった。
「フロアのダメージによるパフォーマンスの低下で、最後の予選が台無しになってしまったのは少し辛い。でも、明日はその分を取り戻すつもりだ」とマグヌッセンは振り返った。
「良いレースをしてポジションを挽回しなければならない。Q1の最初のランでは3番手だったし、クルマに速さがあるのは明らかだ」
「みんな速いし、簡単ではないだろうけど、何とか挽回できればと思ってる」