ジョビナッツィ、自身より「真の友」を優先…引退ライコネンに敬意を表すスペシャルヘルメット
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アルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィはF1ラストランを迎える自身より、引退するチームメイトを優先した。27歳のイタリア人ドライバーはF1第22戦最終アブダビGPで、キミ・ライコネンに敬意を表したスペシャルヘルメットを被る。
42歳のフィンランド人ドライバーは今週末のレースを以て、2001年に始まったF1でのキャリアに幕を下ろす。これまでに出走したレースは史上最多の349戦。通算21勝を上げ、2007年にはF1ワールドチャンピオンに輝いた。
ジョビナッツィもまた、今季限りでの契約解除が決まっており、来シーズンはフォーミュラE選手権へと転向するが、自身にとってのF1ラストレースに持ち込んだそのスペシャルヘルメットは、友人であり、尊敬するチームメイトでもあるライコネンに敬意を表したものだった。
これはライコネンが2007年にタイトルを獲得した際のヘルメットにインスピレーションを得てデザインされたもので、「Thanks Kimi」との感謝のメッセージが添えられた。ジョビナッツィは「レジェンドを祝福する時、心からの友人に感謝する時が来た」と書き込んだ。
ライコネンは以前、グリッド上で友と呼べる唯一のドライバーは、セバスチャン・ベッテルとジョビナッツィだと語っている。