ダニール・クビアト「これ以上の結果は無理だった」と語るも入賞諦めず
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F1ドイツGP公式予選を14番手で終えたトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは「競争力不足。これ以上のリザルトは不可能だった」と失望をあらわにしながらも、決勝レースに向けては「ポイント獲得に向けてベストを尽くす」と意気込んだ。
この日のSTR14に、Q3進出に足るだけの速さがなかったのは明らかであった。Q2では、同じルノーを駆る8番手のニコ・ヒュルケンベルグから13番手のダニエル・リカルドまでの6台が、1000分の33秒という僅差に収まる接戦だったが、クビアトはその集団から0.336秒も遅れを取っていた。
車両パフォーマンスの責任者を務めるギヨーム・デゾテウスは「今日のクルマには余裕を以てトップ10に進めるだけの速さはなかった」と認めた。そのうえで、降雨が予想される明日の決勝レースについては「チャンスが生まれるはずだから、あらゆるシナリオを考慮に入れてアグレッシブな戦略を検討する」と語った。
競争力不足もポイント獲得諦めず
ダニール・クビアト予選: 14位, FP3: 17位
今日のミッドフィールドはすごい接戦だった。正直言って、これ以上の結果が得られたとは思えない。最終セクターで若干ワイドに膨らんでしまい、コンマ1秒を失ったけど、前の連中とはコンマ3秒近くも差があったからね。今日のコンディションでの僕らには、ライバルと争えるような競争力がなかったから、何が原因なのかを分析して理解する必要がある。
大事なのは明日のレースだけど、天気が今日とはだいぶ変わるみたいだし、それが結果を左右する可能性がある。もし雨にでもなれば全てリセットされるようなものだし、僕はポイント獲得に向けて全力を尽くすつもりだ。
フェラーリの2台が信頼性不足に倒れ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。フロントロウ2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが並んだ。
2019年F1第11戦ドイツグランプリ決勝レースは、日本時間7月28日(日)22時10分から行われ、1周4574mのホッケンハイムリンクを67周する事で勝敗を決する。