ホンダF1:決勝に向け「期待できる好結果」も、モード変更でエンジントラブル
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27日土曜のF1第11戦ドイツ予選セッションを振り返ったホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターは「決勝に向けて”非常に”期待が持てる」としながらも、Q2でエンジントラブルが発生した事について「チームとドライバーに対して申し訳ない」と述べた。
ホンダエンジン勢は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、フロントロー2番グリッドを獲得。ピエール・ガスリーは好走見せるも、4輪脱輪のトラックリミットでタイム抹消となり、チームメイトにコンマ4秒差の4番手タイムに終わった。
他方トロロッソは、ダニール・クビアトが14番手、アレックス・アルボンが17番手と、揃ってQ3進出には届かなかった。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
2 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:12.593 | 1:12.427 | 1:12.113 |
4 | ガスリー | レッドブル | 1:12.991 | 1:12.385 | 1:12.522 |
14 | クビアト | トロロッソ | 1:13.278 | 1:13.135 | |
17 | アルボン | トロロッソ | 1:13.461 |
トラブルが発生したのは、15台のマシンが挑んだ予選Q2。決勝でのアドバンテージを確保するため、ミディアムタイヤでコースインしたフェルスタッペンにアクシデントが襲いかかった。アタックに入っていたフェルスタッペンが、無線で「ストレートでパワーを失った」と訴え、ノータイムのままピットインした。
幸いにも問題はすぐに解決し、時間内にコースへと戻ったものの、ノータイムの状況では安牌を切らざるを得ず、ソフトタイヤでアタックに向かった。5番手タイムでQ3進出を果たした直後、フェルスタッペンは、前戦イギリスGP同様にターボラグに不満を漏らした。
ホンダ:F1ドイツGP予選を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日はフェルスタッペン選手がフロントロー2番手を獲得し、ガスリー選手はキャリア最高となる4番手となりました。決勝レースに向けて非常に期待が持てる予選結果だと思います。ただし、Q2でフェルスタッペン選手のエンジンモードを変更したところ、些細なトラブルが発生してしまったことについては、チームとドライバーに対して申し訳ないと感じています。
トロロッソについては、アルボン選手がトラフィックの影響により不運にもQ1敗退となってしまい、残念な結果となりました。
明日のレースでは雨が降るとの予報が出ていますので、ウェットコンディションに対するシミュレーションを含めて、チームとともに万全の準備を進めていきたいと思います。
フェラーリの2台が信頼性不足に倒れ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。フロントロウ2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが並んだ。
2019年F1第11戦ドイツグランプリ決勝レースは、日本時間7月28日(日)22時10分から行われ、1周4574mのホッケンハイムリンクを67周する事で勝敗を決する。