ホンダF1「クラッシュしたガスリーがエンジン交換ペナルティを受ける事はない」
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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、7月26日(金)に行われたF1第11戦ドイツGP初日プラクティスを振り返った。
気温35度を超える暑さとなった午後のFP2では、セッション終盤にレッドブル・レーシングのピエール・ガスリーがクラッシュ。マシン左側を中心に大きなダメージを負った。エンジンへの影響が心配されるところだが、田辺TDによると、この日使用していたのは金曜専用品との事で、週末にエンジン交換ペナルティが科される恐れはない。
損傷の程度は不明であるもののギアボックスに関しても同様で、クリスチャン・ホーナー代表は「レース用ではない」と明らかにしている。最悪の事態は免れた格好だが、復調の兆しが見えてきた最中でのクラッシュであるだけに、ガスリーの心中が思いやられる。
Pos | Driver | Team | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|
5 | フェルスタッペン | レッドブル | +0.684 | 23 |
12 | クビアト | トロロッソ | +1.351 | 39 |
14 | アルボン | トロロッソ | +1.613 | 36 |
15 | ガスリー | レッドブル | +1.640 | 19 |
ホンダ:F1ドイツGP初日を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日のドイツグランプリ初日は、ヨーロッパを襲っている猛暑の影響で、外気温37°C、路面温度50°Cという今シーズンで最も厳しいコンディションでのプラクティス走行となりました。土曜の予選、日曜の決勝レースに向けては気温が大きく下がる予報が出ていますので、パワーユニットとしては高外気温に対処しつつ、土日のクーリングなども考慮しながらセッティングを進めました。
両チームともに通常の金曜日プログラムをほぼ消化しましたが、ドライバーコメントからはまだまだ改善が必要なようです。パワーユニット側もチームと協力して、土曜と日曜に向けてセッティングの最適化作業を進めます。FP2終盤にガスリー選手がクラッシュしてしまいましたが、今日は金曜日用のPUを使用していましたので、明日以降の運用に大きな影響を及ぼすことはありません。ダメージ状況についてはこれから確認を行います。
初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続きフェラーリが1-2体制を築いた。3番手には0.146秒遅れでメルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。
2019年F1ドイツグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月27日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってホッケンハイムリンクで開催される。