3位表彰台のセルジオ・ペレス、”チーム”としては満足も”個人”としては不満「あと3周あれば…」
Published:
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは母国の英雄ペドロ・ロドリゲスが最後の表彰台を獲得した50周年の記念日に、それもロドリゲスのF1ラストランとなったポール・リカール・サーキットで3位表彰台を獲得したが、決して満足しているわけではない。
ペレスは第1スティントを長く引っ張る戦略を活かして48周目に高速“シーニュ”でアウト側からバルテリ・ボッタス(メルセデス)をオーバーテイク。その後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に迫ったが、8.811秒届かず3位表彰台に上がった。
個人としては不満「あと3周あれば…」
セルジオ・ペレス決勝: 3位, グリッド: 4番手
今日のチームは最高の仕事をしてくれた。適切なタイミングで判断を下し、素晴らしい戦略を実行してくれた。現場とファクトリーのメンバーの努力に見合う最高の結果だし、チームの事を思うと僕も本当に嬉しい。
でもボク個人としては期待していた程の結果じゃなかった。僕らには最高のマシンがあり、ドライバーとしては常に勝利だけを目指しているわけだからね。今後もハードワークと改善を続けて、更に良い結果を目指していきたい。
2戦連続の表彰台で多くのポイントを獲得できたけど、ルイス(ハミルトン)を交わして1-2フィニッシュするためには、あと3周足らなかった。チームにとってのホームレースとなる次のオーストリアではそれが実現できるように頑張りたい。
シュピールベルク(レッドブル・リンク)での2連戦は僕にとっては好都合だ。最初の週末にそのコースでのマシンパフォーマンスについての理解を深める事で、次の週末に向けてより良いベースラインを築く事ができるからね。
この勢いを維持して優勝争いに加わっていきたい。
6月20日(日)にポール・リカール・サーキットで行われた2021年F1第7戦フランスグランプリ決勝レースではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が戦略とコース上でのバトルによって通算13勝目を飾った。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位にはセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・ホンダが1-3フィニッシュを果たした。
レッドブル・リンクを舞台とする次戦シュタイアーマルクGPは6月25日のフリー走行1で幕を開ける。