マクラーレン:5-6位の大量得点で選手権3位へ…また一歩マシンに慣れたリカルド、予想以上とノリス
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マクラーレン・レーシングは6月20日に開催されたF1フランスGP決勝レースでMCL35Mに故マンスール・オジェを偲ぶリバリーを施し、ランド・ノリスが5位、ダニエル・リカルドが6位と、ミッドフィールとして1-2フィニッシュに相当する好成績を収めた。
英国ウォーキングのチームはこれにより計18ポイントの大量得点を獲得。ライバルのスクーデリア・フェラーリがノーポイントに終わった事で、コンストラクターズ選手権3位を16点差でリードする事となった。
ポールリカールでの53周のレースでは”リカルドらしさ”がまた少し戻ってきた。終盤に猛追してきたピエール・ガスリーやフェルナンド・アロンソを抑え切り、チームメイトのノリスを得意のレイトブレーキングで交わす場面もあった。
チェッカーフラッグを受けたリカルドは「今はこれまでよりももう少しだけ自分の家にいるような感じだ」と述べ、MCL35Mにまた一歩慣れてきたと笑みをこぼした。
McLaren:F1フランスGP決勝
ダニエル・リカルド決勝: 6位, グリッド: 10番手
ポジティブな1日になった。間違いなくね。望んではいたけど、こうなるとは予想していなかった。フェラーリがノーポイントに終わり、僕らが2台とも中団グループ最上位に付けるなんて思ってもみなかったよ。ホント夢のようなレースだったけど、なんとか実現させる事ができた。
正直に言えばクルマはあまり満足できるものじゃなかったけど、レースそのものにはかなり満足している。何しろグリップに着く前のレコノサンスラップの段階から手こずっていた位だからね。レースになっても終始そんな感じだった。
でも他のみんなの方が僕よりも更に苦しんでいたみたいだね。ランド(ノリス)を除いて。
レースは楽しめたし、チームのために5位と6位という結果を残せて満足だよ。そろそろ、この位のポジションでフィニッシュできるようにならなきゃって時期だし、そうだね。今日は良い1日だった。
ランド・ノリス決勝: 5位, グリッド: 8番手
もちろん凄くハッピーだよ。仮にパーフェクトゲームをこなせたとしても、今日5位になれるなんて予想だにしてなかったからね。これ程のペースで走れるなんて思ってもみなかった。
タイヤマネジメントには手を焼いたけど、期待を遥かに上回る結果になって本当に良かった。5位と6位という結果は今シーズンのベストリザルトだし、レースは終始楽しかったし、この勢いで次の連戦でも上手くやりたい。
6月20日(日)にポール・リカール・サーキットで行われた2021年F1第7戦フランスグランプリ決勝レースではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が戦略とコース上でのバトルによって通算13勝目を飾った。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位にはセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・ホンダが1-3フィニッシュを果たした。
レッドブル・リンクを舞台とする次戦シュタイアーマルクGPは6月25日のフリー走行1で幕を開ける。