ピエール・ガスリー、復調ならず母国で失意の12位「もっと良い走りを見せたかった…」

決勝レース前のグリッドでエンジニアと話すピエール・ガスリー(アルファタウリ)、2022年7月24日F1フランスGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

アップグレードされたアルファタウリAT03はポール・リカールでその性能の高さを予感させたものの、ピエール・ガスリーは2日目以降、それを引き出せず、母国F1フランスGPを入賞圏外の12位で終える事となった。

初日こそトップ7を叩き出し有望な兆しを見せたガスリーだが、クルマに対する信頼は予選が行われた土曜、完全に揺らぎ、日曜のレースでも復調する事はなかった。新しいパッケージへの早期理解が求められる。

もっと良い走りを見せたかった

ピエール・ガスリー決勝: 12位 / グリッド: 14番手

ポイント圏内に戻るべく戦ったけど12位が精一杯だった。望んでいたようなパフォーマンスが発揮できなかった。

ファンや観客の皆のおかげで満面の笑みが溢れる特別な週末になったのに、本当にガッカリだよ。もっと良い走りを見せたかった。

問題が特定できていれば対応できたかもしれないけど、横滑りが酷くて、特に高速コーナーのグリップ不足が顕著だった。走行ラインを変えたりと、クルマの中で出来る事は全て試してみたけど、なかなか上手くはいかなかった。

勿論、結論を急ぐつもりはないけど、金曜が上手くいった一方、どうしてそれ以降は苦しむ事になったのかを理解するために分析が必要だ。

10位との差はたったの3秒だったから、大きな差があったわけじゃないけど、11位とか12位でフィニッシュしてもポイントは手に入らない。

今は、この新しいパッケージを理解することが重要だ。中盤はかなりタイトだから、時間を掛けてでも解決策を見つけなきゃならない。

次のブダペストまであと数日あるから、解決策を見つけて大きく前進するためにも、チーム一丸となって力を合わせていかなきゃならない。


7月24日(日)の2022年F1フランスGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季7勝目を挙げ、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルが続く結果となった。

ハンガロリンクを舞台とする2022年シーズンの前半最終戦、ハンガリーGPは7月29日のフリー走行1で幕を開ける。

F1フランスGP特集

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