メルセデス、ライバル不在で最前列独占「ダウンフォースの優位性」F1フランスGP《予選》
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F1第8戦フランスGP公式予選に挑んだメルセデスAMGは、ルイス・ハミルトンがキャリア通算86回目のポールポジションを獲得、バルテリ・ボッタスが2番手に続き、チームとして通算63回目のフロントロー独占を果たした。
3番手シャルル・ルクレール(Ferrari)とのギャップはコンマ6秒であったが、ハミルトンは最終アタックでコンマ5秒を失っていたため、潜在的には3位以下に1秒以上もの差をつけていた可能性がある。この途方もないパフォーマンス差はどこから生まれたのか?
トト・ウォルフ代表は「我々のマシンはダウンフォース量が多いため、ポール・リカールのようにパワーセンシティブではなく、様々な種類のコーナーを持つサーキットではアドバンテージがある」と説明した。
メルセデス:F1フランスGP予選
ルイス・ハミルトン予選: 1位, FP3: 2位
ここは簡単なサーキットじゃないし、バルテリは今週末ずっと速かったから、予選でクルマのポテンシャルを絞り出せてホント満足だ。チームの仕事ぶりはファンタスティックだった。
コース上はかなり風が強かったけど、今回はQ3の最後の2ラップに至るまで徐々にタイムを削っていく事が出来た。最後のアタックではコンマ5秒近く縮められたけど、突風のために最終2つのコーナーのところでその分を失ってしまった。とは言え、最終的に前のラップよりも速かったけどね。
これまで僕らは懸命に仕事に打ち込んできたし、チームワークも最高だったから、こういう結果になって本当に嬉しい。明日も暑くなるって話だからタイヤマネジメントが難しくなると思うけど、どうなるか楽しみだよ。
バルデリ・ボッタス予選: 2位, FP3: 1位
週末のこれまでの流れは僕にとって本当に良いんだけど、ルイスがQ3で本当に力強いラップを走ったもんだから、残念ながら捕まえきれなかったんだ。
ターン8と9の複合コーナーで上手く走れず、Q3の最初のアタックではルイスに対して0.15秒ロスしてしまった。それ以外の部分はかなり接近してたんだけどね。2回目のランはストレートでトウが得られなかったから、タイムを更新するのは殆ど不可能だった。
明日は厳しいレースになるだろうね。予報では気温が凄く高くなるみたいだし、タイヤマネジメントが難しくなるだろうから簡単にはいかないと思う。でも接戦になるだろうし、感触は良いからポイントは取れるはずだよ。
2019年F1第8戦フランスグランプリ決勝レースは、日本時間23日(日)22時10分から行われ、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。