マクラーレン、ダブルQ1敗退に失望「バランスは問題ない。単純に遅い」とアロンソ

F1フランスGP予選を終えて険しい表情でパドックを歩くマクラーレンのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンcopyright Mclaren

23日土曜のF1フランスGP予選に挑んだマクラーレン勢は、フェルナンド・アロンソが16番手、ストフェル・バンドーンが18番手と2台揃ってQ1敗退を喫する最悪のリザルトに終わった。

ルノーエンジン勢の中でQ1最速タイムを出したマックス・フェルスタッペンとアロンソとのギャップは1.4秒と大きく開き、MCL33のシャシー性能不足が如実に現れる事となった。

レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは予選を振り返り、ポジションの改善のためには新たな開発が必要だと述べ、アップデート投入までにはかなり時間が必要だとの認識を示した。

ルマン24時間レースで優勝を果たし意気揚々とF1に戻ってきたアロンソはダブルQ1敗退の現実を突きつけられ「マシンバランスに問題はないが、単純に速さがない」と語り、大きく肩を落とした。

マクラーレン:F1フランスGP予選を終えて

フェルナンド・アロンソ予選: 16位, FP3: 4位

ガッカリするようなセッションになってしまった。僕らは大抵土曜日のパフォーマンスはボチボチで、今シーズンここまでの予選平均順位は13番手程度だけど、僕はこれまでに完走した全てのレースでポイントを取ってるから明日も同じような日曜日になる事を祈るよ。

マシンのバランスに問題はなかったんだ。単純にQ2に進出できるだけのラップタイムを持ち合わせていなかったって事だ。予選前の打ち合わせの時に14番手か15番手だろうって話をしてたんだけど、おおむね予想通りの結果になってしまった。僕らがどういう状況に置かれているかは分かってる。残念だけど、、改善し続ける必要があるって事だ…。

ストフェル・バンドーン予選: 18位, FP3: 6位

2台揃ってQ1敗退となってしまい本当にガッカリだよ。バランスは特に悪かったって事もなく、マシンの感触は良かったんだ。単に速さがなかったんだよ。何が上手く機能してないのかを知るために、シーズン序盤から舞台裏で色々トライしてるんだけどね。集中して作業に取り組み続けなきゃならない。状況が好転する事を願うよ。

今週末はマクラーレンにとって悪い状況が続いてしまっている。もっと上手くやる必要がある。明日は今日の状況をひっくり返して良いレースができる事を祈ってるよ。


28年ぶりに復活したポール・リカールでポールシッターを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にはバルテリ・ボッタスが続き、最新仕様のパワーユニットを持ち込んだメルセデス勢が最前列を独占した。第8戦F1フランスGP決勝レースは、日本時間6月24日(日)23時10分からスタート。1周5,842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。

F1フランスGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了