ピエール・ガスリー、1チャンスをモノにして今季5度目のTOP6「母国ファンの前で大量得点目指したい」
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは第7戦F1フランスGP予選Q3での1回目のラップタイムがトラックリミットにより抹消されるも、重圧を跳ね飛ばして1チャンスをモノにし、今季5度目となるトップ6を獲得した。
週末を通して混戦の中団グループでトップを争ってきたガスリーは、危なげなくQ2進出を果すと6番手タイムで最終Q3ラウンドに駒を進めた。
だが、Q3での1回目ラップでターン6のトラックリミット違反を取られてしまい、1分31秒410の7番手相当のタイムが抹消になるも、残り1チャンスの最終アタックでこれをコンマ8秒縮める”メガラップ”を披露。マクラーレンを下し、フェラーリ勢に割って入る堂々の6番手を獲得した。
なおガスリーはQ3のトラックリミット判定について懐疑的な見方を示しており、実際にコース外に出たかどうかについては「議論の余地がある」としている。
ガスリーが予選トップ6に入るのはバーレーン(5位)、エミリア・ロマーニャ(5位)、モナコ(6位)、アゼルバイジャン(4位)に続く今季5度目の快挙だが、昨シーズン中にトップ6に食い込んだのは僅か1回しかない。
母国ファンの前で大量得点を目指したい
ピエール・ガスリー予選: 6位, FP3: 9位
本当に良い一日になったと思うし、予選6番手という結果には本当に満足だよ。
クルマの感触が悪く、コンディションの変化にも少し手を焼いていたし、ここに至るまではかなり厳しい週末だったけど、2日間を通して色々とセットアップ作業に取り組んだ事が功を奏して、予選で全てをまとめ上げる事ができた。
Q3の最初ラップがトラックリミットでタイム取消になってしまった時はガッカリしたよ。残り1チャンスになってしまったわけだからね。でもアドレナリンが溢れていて、結果としてはそれよりも良いタイムを刻めたから凄く満足だ。
ここは(過去2戦の市街地とは異なり)ノーマルなサーキットだから、明日のレースは興味深い展開になると思う。周りの連中と同じタイヤでのスタートになるから、戦略が鍵を握る事になるだろうね。
持てる力すべて出し切って、母国のファンの前で大量にポイントを勝ち取りたい。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。
2021年 F1フランスグランプリ決勝レースは、日本時間6月20日(日)22時にスタート。1周5,842mのポール・リカール・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。