アロンソ、17年のF1キャリアに終止符「次の挑戦に向けて動き出すべき時が来た」その一方で復帰の可能性も…

フェルナンド・アロンソcopyright Mclaren

マクラーレンのフェルナンド・アロンソは2018年8月14日、17年というF1でのキャリアに終止符を打つ事を表明。現役引退に際してコメントを発表した。なお、2019年シーズンのF1を走る可能性はゼロであるものの、アロンソ当人は2020年以降のF1復帰の可能性を除外していない。

フェルナンド・アロンソ次の挑戦に向けて動き出すべき時が来た

僕はF1というスポーツの中で、17年という素晴らしい月日を過ごしてきた。そして今、次の挑戦に向けて歩みを進めるべき時が来た。僕はこれまでの毎シーズンのあらゆる瞬間を楽しんできた。F1での時間を特別なものにしてくれた全ての人々にありがとうを伝えたいところだが、幾ら感謝しても感謝しきれるものじゃない。

まだ今シーズンの戦いは終わっていない。残されたグランプリでは、これまで以上の情熱と決意を以て挑むつもりだ。

今後の事については様子を見てみよう。新しいエキサイティングなチャレンジが間近に迫っている。僕は今、これまでの人生の中で一番幸せな時間を過ごしているけど、新しいアドベンチャーを追い求めなきゃならない。

マクラーレンのみんなに感謝している。僕の心はこれからもずっと彼らと共にある。チームが将来、力強くカムバックする事を信じているし、そうなった時は、F1に戻ってくる事もあるかもしれない。そうなれば本当に嬉しい。

マクラーレンでは本当に素晴らしい人達と多くの関係を築く事ができた。彼らは僕の知見を広げてくれ、他のカテゴリーで僕がレースをするチャンスをくれた。僕は今、これまで以上に自分の競争力に自信を持っている。

今回の決断は数ヶ月前にすでに決めていたもので、断固たる決意を以て下したものだ。にもかかわらず、チェイス・ケアリー(F1のCEO)やリバティ・メディア(F1オーナー企業)の人々は僕の決心を変えようと様々な努力をしてくれた。他にも、決断を下してから色んな人達から連絡をもらった。その事にお礼を言いたい。

最後になるけど、かつて所属していたチームやチームメイト、ライバル、同僚、パートナー、ジャーナリスト等、僕のF1でのキャリアを通じて共に仕事をした全ての人々と何より世界中の僕のファンに感謝の気持ちを伝えたい。将来、この関係が再び交わる事を強く信じている。

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