F1アメリカGP:メルセデスとフェラーリ召喚、DSQの恐れがあるプランク摩耗で聴取
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F1第19戦アメリカGPのスチュワードは2023年10月22日(日)の決勝レースを経て、メルセデスとフェラーリのチーム代表者を召喚した。DSQ=失格の恐れがあるプランク摩耗の件で米国オースティン現地18時より聴聞会を開き事情を聞く。
ルイス・ハミルトンが2位表彰台、シャルル・ルクレールが6位フィニッシュしたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのレースを経て、2台のマシンのプランクの摩耗が技術規定の要件を満たしていない事が発覚した。
プランクは厚さ10mm±0.2mmの長方形状の板材で、フロア最前部のいわゆる”キール”から後輪前方付近にかけてのフロア下に取り付けられている。
車体が地面を擦るとプランクが摩耗する。1mmまではOKだが、これを超えると違反となる。プランクにはチタン製の滑材=スキッドを取り付ける事ができる。
COTAは路面の凹凸が多い。車高のセッティングを誤り、想定以上の摩耗が発生した可能性が考えられる。
1994年のF1ベルギーGPではプランクの摩耗違反により、トップチェッカーを受けたミハエル・シューマッハ(ベネトン)が失格処分を受け、代わってデイモン・ヒル(ウィリアムズ)が優勝した。