F1アメリカGP:フェルスタッペンの”ポール喪失コーナー”含む3箇所のトラリミ緩和を経て18件の違反
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国際自動車連盟(FIA)はF1アメリカGPのイベント2日目に先立ち、ペナルティによりマックス・フェルスタッペンがポールポジションを失ったターン19を含む3箇所のコーナーに関してトラックリミットを緩和した。
前戦カタールGPでは57周のレースの中で計51件のトラックリミット違反が記録され、ドライバーたちから批判が飛び交った。COTAでの予選ではフェルスタッペンのものを含む8件のラップが抹消された。
初日夜のドライバーズ・ブリーフィングを経てF1の統括団体はターン9とターン12、そしてターン19の白線の幅をコース外方向に広げた。トラックリミットの判定は白線基準となるため、これはトラックリミット制限の緩和を意味する。
カタールでも同じように2日目に向けて、タイヤに関する安全上の懸念を理由にターン12と13の修正が行われた。この際は、新しいコースにドライバーが慣れるための時間として追加で10分間の特別なセッションが用意されたが、COTAではそれが行われなかった。
白線拡大後に行われたシュートアウトでは、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)がターン19で1度、白線を越えたのみであったが、19周のスプリントでは17件の違反が記録された。内訳としては、白線が拡大された3つのコーナーでの違反が9件で、全体の54%を占めた。
No | ターン | ドライバー | タイム |
---|---|---|---|
1 | 15 | ジョージ・ラッセル | 1:41.327 |
2 | 9 | オスカー・ピアストリ | 1:42.870 |
3 | 12 | セルジオ・ペレス | 1:41.841 |
4 | 12 | ダニエル・リカルド | 1:41.832 |
5 | 19 | オスカー・ピアストリ | 1:42.360 |
6 | 1 | アレックス・アルボン | 1:41.185 |
7 | 20 | オスカー・ピアストリ | 1:42.360 |
8 | 20 | オスカー・ピアストリ | 1:42.072 |
9 | 19 | ケビン・マグヌッセン | 1:43.529 |
10 | 12 | ケビン・マグヌッセン | 1:43.169 |
11 | 1 | ケビン・マグヌッセン | 1:43.371 |
12 | 19 | ローガン・サージェント | 1:43.815 |
13 | 15 | ケビン・マグヌッセン | 1:43.970 |
14 | 15 | 周冠宇 | 1:42.116 |
15 | 12 | ランド・ノリス | 1:40.309 |
16 | 19 | アレックス・アルボン | 1:40.067 |
17 | 11 | ランド・ノリス | 1:40.492 |
初日に行われた予選では8件のトラックリミットが記録された。FP1に関しては記録が公開されていないため、何件の違反があったのかは不明だ。