2人のF1王者が僅差の首位争い、角田裕毅も健闘 上位キープ / F1オーバーテイク賞ランク 第17戦アメリカGP終了時点
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サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われたF1第17戦アメリカGPの決勝レースでは、エンジン交換ペナルティによる後方18番手から10位入賞を飾ったセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が最多オーバーテイクを記録。ランキングトップの座を守った。
「あともう数周あれば角田(9位)を捉える事ができたかも」とレース後に語ったベッテルは、キミ・ライコネン、ジョージ・ラッセルと並ぶ最多6回の追い抜きを記録。ランド・ノリス、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール(各5回)を抑えた。
順位 | ドライバー | オーバーテイク数 |
---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | 102 |
2 | フェルナンド・アロンソ | 101 |
3 | カルロス・サインツ | 95 |
4 | ランス・ストロール | 90 |
4 | セルジオ・ペレス | 90 |
6 | ダニエル・リカルド | 89 |
7 | キミ・ライコネン | 84 |
8 | 角田裕毅 | 79 |
オースティンでのレースを終えてベッテルとアロンソが3桁の大台に足を踏み入れた。2人の偉大なワールドチャンピオンの背後にはサインツが迫る。
予選で今季5回目、2戦連続となるQ3進出を果たして10番グリッドを掴んだ角田裕毅は、ソフトタイヤスタートというハンデを負いながらも、計5回のオーバーテイクを積み重ねてランキング8位を守った。
シーズンを通して最も多くのオーバーテイクを記録した勇敢なドライバーを表彰するため、F1は今年「クリプトコム・オーバーテイク・アワード(Crypto.com Overtake Award)」を創設した。受賞者にはシーズン終了後にトロフィーが授与される。
オーバーテイク回数の記録は、1周を20〜25個に分割したミニセクター毎の順位を元に計算される。連続したミニセクター間で順位変動があった場合、先行したドライバーに1回のオーバーテイクが加算される。
1周目の追い抜きは記録の対象外で、スピンやクラッシュ、ピットイン、テクニカルトラブル等の理由によってスローダウンした車両を追い抜いた場合もカウントされない。