F1モナコGP:ミック・シューマッハ、事故で予選出走を断念
Published: Updated:
ミック・シューマッハは自身初となるモナコGP予選を欠場する。ハースF1チームは、直前に行われた最終プラクティスでのクラッシュによりマシンが大破した事で、修復が間に合わないと判断した。
シューマッハは14番手と上々の位置に付けていたFP3の最終盤に、カジノコーナー(ターン4)へのアプローチでリアを滑らせバリアに激突。VF-41は車体左側を中心に大きく破損し、セッションは赤旗終了を迎えた。
ハースは破損した車両を回収後、シャシーのダメージの程度を評価していたが、FP3終了から30分後にシューマッハの予選欠場を発表した。
シューマッハは初日FP2でも事故を引き起こした。カジノの一つ手前のマスネ(ターン3)でアウト側のバリアに激突。ヌーベルシケイン脇にクルマを停めた事で、車両及びデブリ回収のために赤旗が振られ、セッションはそのまま終了した。
予選に出走できないため、シューマッハは決勝の出走権利を得る事ができない。そのためチームは、FIAに対して出走許可を得るために申請を行うものと思われる。
シューマッハはこれまでの4戦全てでチームメイトのニキータ・マゼピンより上のグリッドを獲得してきたが、今回は初めて僚友の後方からレースに挑む事になる。