混乱のF1ベルギーGP、雨で開始の見通し立たず…得点や規定周回数などルール上の扱いは? 事故ペレスは一転出走へ!

セーフティーカー先導下で開始されたF1ベルギーGPのフォーメーションラップ、2021年8月29日Courtesy Of Red Bull Content Pool

当初日本時間29日22時にフォーメーションラップが開始される予定であったF1第12戦ベルギーGPは、スパウィナー到来でレース開始時刻が無期延期となっている。

4度に渡る計25分のディレイを経て一度はフォーメーションラップを開始したものの、FIAレースディレクターを務めるマイケル・マシは2周のフォーメーションを終え、赤旗中断を決断した。

F1スポーティング・レギュレーションは、セーフティーカー先導下でフォーメーションラップが開始された場合の扱いについて「セーフティーカー先導下での周回数ー1周」分を規定レース周回数から差し引くと定めている。

つまり2周のフォーメーションラップを消化しているため、規定周回数自体が44周から43周へと減った形となるわけだが、今季のスプリント予選導入に際して関連規約が変更された事で、結論としては39周が規定周回数となった。

マイケル・マシは、フォーメーションラップ分で1周、4回のスタート延期 = 4周、合わせた5周を当初の規定周回数(44周)から差し引いた39周が残り周回数だと説明した。

なお、レース開始を巡る状況が不透明となりパドックが混乱する中、レッドブル・ホンダのガレージではレコノサンスラップ中にクラッシュしたセルジオ・ペレス駆る11号車RB16Bの修復作業が行われていた。

マイケル・マシはスチュワードとの協議を経て、マシン修復が完了した場合はピットレーンスタートが可能だとレッドブル・ホンダに伝えた。レッドブルのメカニック達は見事、修復作業を完了した。

規約第38条1項は、レコノサンスラップを完了できず自力でグリッドに到達できなかったマシンの”グリッドからのスタート”を認めていない。つまりピットレーンであれば可能、という解釈と考えられる。

未だスタートの見通しが立たない状況だが、競技規約はレース中断の長さを最大3時間までと規定している。

マイケル・マシがイベント開始を現地15時としていた事から、当初は現地18時、日本時間25時がタイムリミットであったが、レースコントロールは現地17時時点を以て、一旦時計の針を停止した。

これはFIA国際スポーティング・コードが定める「不可抗力」条項に基づく判断で、これにより現地18時、日本時間25時を超えても中断が継続する事となった。

ただし無制限、というわけにはいかない。現地日曜の日没時刻が日本時間27時20分頃であるためだ。

ポールシッターのフェルスタッペンを抱えるレッドブル・ホンダとしては是が非でも2周以上のレースを消化したいところだ。2周未満の場合はレースそのものが無効扱いとなり、ポイント配分が行われない。

既にフルディスタンスのレースが行われる可能性はないため、良くて期待できるのはハーフポイントレースの成立だ。2周以上~レース規定周回数の75%未満を消化すれば、通常付与されるはずの半分のポイントが該当順位のドライバー、チームに与えられる。

なおスタートから2周未満の場合はレースそのものが無効扱いとなり、ポイント配分は発生しない。

F1ベルギーGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了