F1、ロシアに代わる代替GPの開催を断念…2022年は全22戦へ削減
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FIA-F1世界選手権は5月18日(水)、ウクライナへの軍事侵攻を受け契約を解除したロシアGPの代替イベント開催を断念し、年間22戦とする決定を発表した。当初は史上最多となる23戦が予定されていた。
ロシアの代替イベントについてF1のステファノ・ドメニカリCEOは、過去2年のコロナ渦下での実績から、容易に解決策を見出だせるとしていた。実際、カタールやホッケンハイムの名が取り沙汰され、シンガポールでのダブルヘッダー案が噂された事もあった。
だがF1は国際自動車連盟(FIA)及びF1チームとの3者協議を経て、当初9月23~25日に開催を予定していたソチ・オートドロームでのロシアGPの穴埋めを行わず、今季のチャンピオンシップを22戦に削減する事で合意した。
世界的なインフレと輸送費の高騰から、代替イベント開催の経済合理性が認められなかったためとみられる。