マクラーレンをイモラの「優勝候補」に挙げるラッセル、最速連取のフェラーリやレッドブルではなく
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ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2024年5月17日(金)のF1第7戦エミリア・ロマーニャGPの初日プラクティスを経て、レッドブルやフェラーリではなくマクラーレンを優勝候補に挙げた。
イモラ・サーキットで行われた2回のフリー走行は共に、大幅にアップグレードされたフェラーリSF-24を駆るシャルル・ルクレールがタイムシートのトップに立った。選手権リーダーのマックス・フェルスタッペンはペースとバランスに大苦戦し、7番手で初日を終えた。
対してマクラーレンは、FP2でオスカー・ピアストリがルクレールに0.192秒差の2番手をマークしたが、前戦マイアミGPウィナーのランド・ノリスはフライング・ラップでミスを犯して12番手に留まった。
タイムシートだけを見ればルクレール、フェラーリが優勢に見えるが、ラッセルは2週間前のマイアミGPを制したマクラーレンが今なお、最も警戒すべきチームだと考えている。
ルクレールから0.405秒遅れの5番手でFP2を終えたラッセルは「今日のクルマはすごく良い感じだった。ルイス(ハミルトン)も僕も、本当に良いフィーリングでステアリングを握っていたと思う」と1日を振り返った。
「僕らはマイアミの時よりもトップに対して僅かに接近したし、それなりの競争力があったように思う。もちろん、予選になるまで僕らの本当の立ち位置は分からないわけだけど」
「ただ、それでもマクラーレンは依然として優勝候補に思えるし、おそらく一番速いと思う。中国GP以来、彼らは本当に速い」
「そうは言っても、チームは新しいパーツをクルマに投入するために素晴らしい仕事をしてくれたし、僕らも一歩前進したと思う」
ノリスは現時点ではまだ、自分達がどの程度の競争力があるのか計り兼ねているとしながらも、クルマを大きく変える必要はなく「ちょっとした微調整をして、あとは全てをまとめ上げるだけ」であるとして、「僕らはそれなりに速そうだ」と付け加えた。
2024年F1エミリア・ロマーニャGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手に角田裕毅(RBフォーミュラ1)が続く結果となった。
FP3は日本時間5月18日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってイモラ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。