F1中国GP《決勝》ドライバー別残存タイヤ:1ストップ戦略も可能、とピレリ
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F1第三戦中国GP予選を終えて、公式タイヤサプライヤーのピレリがドライバー別の残存タイヤセットを公表した。決勝がドライコンディションで行われる場合、各マシンは最低2種類の異なるコンパウンドを使用する義務がある。
© Pirelli
予選Q2をソフトタイヤで通過したフェラーリとメルセデスの2台以外のトップ10ドライバーは、中古のウルトラソフトタイヤでレースをスタートする。ハースとメルセデス以外の全マシンは新品のソフトタイヤを保持。決勝は幾らか暖かくなる事が予想されているため、デグラデーションが酷く、作動温度領域の低いウルトラの出番はあまりないかもしれない。
各ドライコンパウンドの今週末の最多周回数は以下の通り、概ね20周以上となっている。
- ミディアム…21周(ルクレール、Sauber)
- ソフト…21周(エリクソン、Sauber)
- ウルトラソフト…22周(ガスリー、Toro Rosso)
レース規定周回数は56周。今週末の上海インターナショナル・サーキットでのウルトラソフトとソフトとのベストタイム差は約0.8秒、ソフトとミディアムとの差は2秒程。ピレリのマリオ・イゾラは1ストップ戦略も可能との認識を示している。