フェルスタッペン「まだマシンについて理解すべき事が山積み」 F1中国GP《preview》
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2019シーズンFIA F1世界選手権第3戦中国GPに先立って抱負を語った。フェルスタッペンは昨年のレースでセバスチャン・ベッテルとクラッシュ。10秒ペナルティを課せられ5位に終わった。
前戦バーレーンGPでは、RB15の”不完全さ”が露呈。ピエール・ガスリーと同じように、フェルスタッペンもまたリアセクションのコントロールに苦戦していた。特にソフト側のコンパウンドで横滑りがひどく、予選ではハースに接近を許したものの、レースでは巧みなドライビングを披露して2戦連続でポイントを獲得。フェルスタッペンは現在ランキング3位につけている。
まだマシンについて理解すべき事が山積み
マックス・フェルスタッペン
中国グランプリはオーバーテイクのチャンスが豊富だから、レースをするにはもってこいの場所なんだ。今年もエキサイティングなレースができることを楽しみにしてる。第一セクターには長い右コーナーがあるんだけど、そこでは様々なレーシングラインを取る事が出来るから、レースではダーティーエアーを避けるためにライバルとは別のラインを走る事もあり得る。興味深いよね。
トラックレイアウト的に左フロントタイヤがかなり厳しくなる可能性があるから、レースでは常に右コーナーでのエネルギーの使い方に注意しなきゃならない。全体として上海のコースには追い抜きのチャンスがたくさんある。例えばターン6なんかがそうだけど、ここでオーバーテイクするためにはターン1の進入が大事なんだ。
僕らは過去2戦で悪くないレースをし、ポイントを獲得してきた。(苦戦していた)バーレーンでも最大限のリザルトを得ることが出来たしね。でもクルマについて学ばなきゃならない事が山のようにある状況だ。レースの後ファクトリーに戻って慌ただしい時間を過ごした。中国ではトップとのギャップが縮まる事を祈ってる。
今年の上海は、レッドブルにとって初優勝10周年の記念のグランプリだし、熱狂的ファンのためにも、良いショーを披露できればなって思ってる。
F1中国GPの戦いの舞台となるのは上海インターナショナル・サーキット。上海の「上」の字を模した様なレイアウトを持ち、約1.2kmもの超ロングストレートを誇る。昨年のグランプリでは、6番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドが大逆転勝利。2位にバルテリ・ボッタス、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。
今年の中国GPは、F1世界選手権1000戦目の節目のグランプリとなる。一回目のフリー走行は、日本時間4月12日(金)11時から開催される。