ルイス・ハミルトン「ぶっちゃけ4番手でこんなに気分が良かったのは初めて!」今季ベストを記録
Published:
18日(土)のF1カナダGP公式予選で4番手タイムを刻んだメルセデスのルイス・ハミルトンは「ぶっちゃけ4番手でこんなに気分が良かったのは初めて!」と満足した様子を見せた。昨シーズンの選手権準優勝者にとってこれは今季の予選ベストリザルトだった。
トップとのギャップは依然として大きい。ポールのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には1.6秒、3番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)に対してすら0.8秒も遅れを取った。
チーム代表を務めるトト・ウォルフは、コースに送り出すタイミングが1周早くベストコンディションで計測できなかったとして「2番手の可能性もあったかもしれない」と後悔をにじませたが、それでもハミルトンは大いに満足した様子を見せる。
なおチームメイトのジョージ・ラッセルはスリックに履き替えるギャンブルに打って出たものの失敗。8番手に留まった。
4番手でこんなに気分が良かったのは初めて!
ルイス・ハミルトン予選: 4位
正直に言って最高の気分だ!ほんと嬉しい。4番手だ! ぶっちゃけ4番手でこんなに気分が良かった事はないよ。
僕がF1でレースを始めた最初のシーズン、2007年だったと思うけど、初めて予選で予選4番手を獲得した時は最高の気分だった。これはあの時と同じ感じだと思う。今年は特に、本当に本当に厳しいシーズンが続いているからね。
昨日も夜通しでクルマの作業に取り組んで、データを取るために2台でセットアップを分けて2つの方向性を試した。レースに向けて僕らは少し異なるセットアップでいく事になるけど、絶好のポジションが確保できたから、少なくともこの位置を守るよう頑張りたい。
このクルマでまとめ上げるためには全てが、いや、それ以上のものが必要なんだ。
クルマは機能しているとは思う…このコースでは、特にこの手のセッションではリズムがないとダメなんだけど、そのリズムが掴めたと思いたい。
なんだかこのクルマは全く違うビートで動いているように感じるんだ。普通のビートじゃ機能しないから慣れるのは大変だった。
雨はいつだってチャンスを与えてくれるし、このコースはホント、お気に入りなんだ。今週末はこれまで苦労してきたし、明日に向けてもまだまだやるべき事がたくさんあるけど、チーム全体がポジティブに感じてくれていると良いな。
チームに対しては「どうかプッシュし続けて欲しい。僕らにはキミが必要なんだ」ってメッセージを送りたい。誰もがみんな、できる限り頑張ってくれているし、僕は彼らを心から信じている。どこかの段階でこのバウンシングを解決して、更に前に進んでいきたい。
雨が降る状況で行われた2022年のF1カナダグランプリ予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手はフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。
2022年F1カナダグランプリ決勝レースは日本時間6月19日(日)27時にフォーメーションラップが開始され、1周4,361mのジル・ビルヌーブ・サーキットを70周する事でチャンピオンシップを争う。