F1日本GP:損傷すれば欠場、スペアシャシーがないウィリアムズ以外のチームが判明…序盤に3台を用意するのは容易でない?
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ウィリアムズ以外にもスペアシャシーがないと噂されていたチームが一つ、判明した。予算が限られるハースでさえ鈴鹿サーキットに予備のシャシーを持ち込んでいる一方、ワークスのアルピーヌは損傷すれば欠場を強いられる状況だ。
金曜の鈴鹿サーキットでアルピーヌのブルーノ・ファミン代表は、スペアシャシーが用意されるのは次戦中国GP以降だと明かした。
アルピーヌはA524のクラッシュテストを一発合格することができず、開発に遅れが生じていた。伝えられるところによると、シャシーのホモロゲーションを取得したのが最も遅かったとされる。
アルピーヌがスペアなしに鈴鹿での週末を乗り切らなければならない一方、ハースの小松礼雄代表は予備のモノコックがあると説明し、メルセデスのトト・ウォルフ代表も不測の事態への備えはできていると明かした。
ただ、シーズン序盤に3台のシャシーを用意するのは決して簡単な話ではなく、ウォルフは「メルセデスでさえ、シーズン序盤に3台目を用意するのが難しかった事があるのを覚えている。私がウィリアムズにいた時も、シーズンのほとんどでスペアシャシーがなかったように思う」と説明した。
アルピーヌと同じようにシャシーが2つしかないウィリアムズは、FP1でクラッシュを喫した事でローガン・サージェントがFP2を欠場する事になった。
クルマの損傷についてウィリアムズのジェームズ・ヴァウルズ代表は「かなり大きい。シャシーは幸いにも問題なかったが、それ以外はほとんどダメだと思う。サスペンション全体、ギアボックスのひび割れ、酷いダメージだ」と説明した。
「今のところ、3台目のシャシーが我々の手元に来るのはマイアミ以降だと思う。シャシーに関しては、仮に組織内の全リソースを投入しても、実際にシャシーを作り上げて使用できるようになるまでに8週間から10週間はかかるだろう」
「ただしそれは幾らか慣れた3台目のシャシーに関しての話であって、最初のシャシーはもっと時間がかかる」