F1ベルギーGP 決勝グリッド︰角田裕毅は昇格、多数の降格ペナとパルクフェルメ違反で大変動
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8月29日にスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される2021年シーズンのF1世界選手権第12戦ベルギーGPの正式スターティング・グリッドが国際自動車連盟(FIA)より発表された。
予選19番手のキミ・ライコネンが決勝を前に異なる仕様のリアウィングに交換。いわゆるパルクフェルメ規定違反となり、F1競技レギュレーション第34.8b条に基づきピットレーンスタートとなった。
またチームは決勝を前にギアボックスの封印を解き、ギア及びドッグリングの物理的な損傷を検査。その結果として一部のパーツを同一仕様の新品に交換した。
今週末は3基目ICE(内燃エンジン)投入の11台を含む計17台が何らかのパワーユニット・コンポーネントの交換を実施したが、いずれもグリッド降格の対象外だった。
またシャルル・ルクレール(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ミック・シューマッハの4名がギアボックスを新調しているが、これらに関してはグリッドへの影響はなかった。
ただ、予選Q3のオー・ルージュでの大クラッシュによりノリスが更なるギアボックス交換を行ったため、ノリスは5グリッド降格を受け15番グリッドに後退した。
前戦ハンガリーGPの1周目の事故のペナルティとして、予選8番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)と同15番手のランス・ストロール(アストンマーチン)が各々5グリッド降格を受け後退した。
ただしライコネンの後退があった事から、ストロールは19番グリッドとなり、事実上の4グリッド降格となった。予選17番手の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は16番グリッドに昇格した。
なお予選ではカルロス・サインツ(フェラーリ)にエステバン・オコン(アルピーヌ)への走行妨害の嫌疑がかけられていたが、スチュワードはお咎めなしの裁定を下した。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン。その脇、2番グリッドにはジョージ・ラッセルが並ぶ。2列目に続くのはルイス・ハミルトンとダニエル・リカルドだ。
2021年 F1ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間8月29日(日)22時にスタート。1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。
2021年F1ベルギーGP 決勝グリッド
Pos | Driver | Team | Qualifying |
---|---|---|---|
1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1(-) |
2 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 2(-) |
3 | L.ハミルトン | メルセデス | 3(-) |
4 | D.リカルド | マクラーレン | 4(-) |
5 | S.ベッテル | アストンマーチン | 5(-) |
6 | P.ガスリー | アルファタウリ | 6(-) |
7 | S.ペレス | レッドブル | 7(-) |
8 | E.オコン | アルピーヌ | 9(+1) |
9 | C.ルクレール | フェラーリ | 11(+2) |
10 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 12(+2) |
11 | C.サインツ | フェラーリ | 13(+2) |
12 | F.アロンソ | アルピーヌ | 14(+2) |
13 | V.ボッタス | メルセデス | 8(-5) |
14 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 16(+2) |
15 | L.ノリス | マクラーレン | 10(-5) |
16 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 17(+1) |
17 | M.シューマッハ | ハース | 18(+1) |
18 | N.マゼピン | ハース | 20(+2) |
19 | L.ストロール | アストンマーチン | 15(-4) |
20 | K.ライコネン | アルファロメオ | 19(-1) |