アルファロメオ:無得点もアルピーヌを抑えた事で大きな自信「悪くないレースだった」とライコネン
Published:
アルファロメオ・レーシングは、3月28日に開催されたF1バーレーンGP決勝レースでキミ・ライコネンが11位、アントニオ・ジョビナッツィが12位と惜しくもポイントには届かなかったが、13位エステバン・オコン(アルピーヌ)を抑えきるなど、競争力の大幅改善に手応えを得たようだ。
フェラーリ製F1パワーユニットの競争力不足に足を引っ張られるように、スイス・ヒンウィルを本拠とするアルファロメオは昨年、シーズンを通して最後尾を争う厳しい状況に耐え忍んできた。
フレデリック・バスール代表は週末を振り返って「今夜は、この12ヶ月間の進歩を強く実感できた。堂々としたレース展開で、アルピーヌやアストンマーチンを置き去りにした。ノーポイントとは言え中団グループの真ん中あたりにまで挽回できたのだから、結果はすぐについてくるはずだ」と語った。
Alfa Romeo:F1バーレーンGP決勝
キミ・ライコネン決勝: 11位, グリッド: 14番手
何度か良いバトルができたし、マシンの挙動も良かったから悪くないレースだったけど、レースを通じて殆どトップ10を走れていただけにポイントが獲得できず残念だ。
もう少しレースが長ければ、前の車に追いつく事ができたかもしれないけどしょうがない。これからも努力を続けていくさ。
マシンのフィーリングはテストの時と同じ様に良く、昨年に比べて一歩前進したことは明らかだ。トップ5チームとの差を縮めるにはまだ少し課題があるけど、もう少し縮めていけるよう戦い続けるつもりだ。
アントニオ・ジョビナッツィ決勝: 12位, グリッド: 12番手
昨年の開幕戦と比べて、スピードもマシンそのものも格段に良くなっているから、一歩前進できた事に満足してる。
今日はポイント獲得には十分ではなかったけど、トップ10に対して非常に近い位置にいるから、今後もコンスタントにポイントを懸けて戦えるはずだ。
悪くないレースだった。クルマからすべてを引き出せたと思うけど、最初のピットストップで幾らかタイムを失ってしまった。ミスは起こるものだから、今後繰り返す事のないように今回の事から学ぶしか無い。これがなければ多分、キミと似たような結果(ジョビナッツィは1ラップダウン)になっていたと思う。
頭を切り替えて次のイモラに集中したい。上手くやって母国のティフォシ達に喜んでもらえるような結果を出したい。
3月28日(日)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた2021年F1開幕戦バーレーングランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を交わして逆転勝利を挙げた。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。