F1バーレーンGP:ソフト使う?使わない?最速タイヤ戦略と残存セット

2019年F1バーレーンGP決勝レーススタート直後のホームストレートの様子copyright Pirelli & C. S.p.A.

タイヤのデグラデーションが鍵を握ると見られるF1第15戦バーレーンGPの決勝レースが日本時間11月29日(日)23時10分にブラックアウトを迎える。57周のレースを制するのは誰なのか? ドライバー毎の残存タイヤセット数と、ピレリが考える最速のタイヤストラテジーをまとめる。

公式タイヤサプライヤーのピレリは今回、昨年よりも1段柔らかいミドルレンジのC2(ハード/白)、C3(ミディアム/黄)、C4(ソフト/赤)のラインナップを持ち込んだ。決勝がドライコンディションで行われる場合、各マシンは最低2種類の異なる硬さのコンパウンドを使用しなくてはならない。

ウェットとなればその義務も免除されるが、現時点で現地は晴天に恵まれている。

決勝に向けての各ドライバーの手持ちタイヤは以下の通り。レッドブルとアルファタウリのホンダ勢と、ダニエル・リカルド、ランド・ノリス、セルジオ・ペレスの計7台はソフトを使い切っており、レースで履く意志がない事を感じさせる。

サクヒールのコースは摩耗性が高くデグラデーションが顕著だ。ソフトとミディアムのタイム差は僅かである一方、ミディアムの方が課題のリア側オーバーヒートに対処しやすいため、ソフトを使う利点は限られているが、ピレリが弾き出した最速のタイヤ選択にはソフトでのスティントが組み込まれている。

ピレリが考える理論上最速のストラテジーは2ストッパーだ。公式タイヤサプライヤーはミディアムでスタートして21周を走った後、18周のソフトスティントを2回続ける2ストップ戦略が理想的だと考えている。

次善策もミディアム(21周)ソフト(15周)ミディアム(21周)の2ストッパーで、こちらも最も柔らかいコンパウンドの使用が想定されている。

1ストップの場合はミディアム(27周)ハード(30周)の組み合わせとなるが、タイヤマネジメントに定評のあるセルジオ・ペレスをして「無理無理!」との事なので、やはり主流は2ストップ戦略と見るべきだろう。

ピレリのレース部門を統括するマリオ・イゾラは「ミディアムでスタートする上位全10台が第2スティントで何を履くのかが興味深い。予選ではハミルトンが2種類の異なるコンパウンドで2度もコースレコードを更新した。これは限界知らずの現行F1マシンが高速化している事の表れだ。サポートレースのF2は追い抜きが豊富で戦略的なレース展開となった。エキサイティングなレースが期待できるだろう」と語った。

2020年F1バーレーン・グランプリ決勝レースは、日本時間11月29日(日)23時10分にスタート。1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。

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