セルジオ・ペレス、僚友に0.65秒差の10番手…ショートランを課題と認識も「混戦に持ち込めるはず」

ピットでクリスチャン・ホーナー代表と話をするレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年3月26日F1バーレーンGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

移籍後初の公式セション、2021年F1開幕バーレーンGP金曜プラクティスに臨んだレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、同じマシンに乗る僚友マックス・フェルスタッペンから0.656秒と大きく遅れる10番手タイムで初日を終えた。

両セッションでフェルスタッペンが全体ベストを刻んだ一方、ペレスは1回目のフリー走行でも0.677秒差の6番手に留まった。ただしロングランに関してはフェルスタッペンと遜色ないペースを刻み、”レースマイスター”の片鱗を見せつけた。

初日の走行を振り返ったペレスは戸惑いの表情を見せながら、まだ自在にRB16Bをドライブできていないとして簡単な1日ではなかったと認め、ショートランの改善が課題との認識を示した。

レッドブル・ホンダがコンストラクタータイトルを手にするためには、ペレスがシーズンを通してメルセデスと張り合う事が求められる。そのためにも一発の速さを改善させ、上位グリッドからレースをスタートする必要がある。

今週末はメルセデスと戦えるか?と問われたペレスは「そう思う。正しい方向で上手くやれれば、明日は混戦に持ち込めるはずだ」と答えた。

課題はショートラン

セルジオ・ペレスFP2: 10位, FP1: 6位

ようやくレースウィークを迎える事ができて最高の気分だ。これまでは順調だし満足している。落ち着いて仕事に取り組み、いくつかステップアップできたと思う。

課題はショートランだ。1ラップランだとまだ、クルマとの一体感を感じられず、マシンの挙動について理解を深めなきゃならない状況だ。ただロングランに関しては遥かに快適に走れているしペースもあるから、その点はポジティブだ。

ソフトタイヤに関しては改善の余地があるから、幾つかやるべき仕事が残っているけど、マシンのパフォーマンスは良いしペースもある。

明日の予選は僅差の戦いになるだろうから、着実にこなしてシーズンを良い形でスタートさせたい。


初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を0.095秒差で退けた。3番手には0.235秒遅れでルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。

F1バーレーングランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月27日(土)21時から、公式予選は同24時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。

F1バーレーンGP特集

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