ホンダF1、1991年以来の3戦連続ポール含め全車が「力強い結果」5連勝に向けて盤石の布陣

予選P1ボードとP3ボードの前に停まるレッドブル・ホンダRB16Bとマックス・フェルスタッペン、2021年7月3日F1オーストリアGP予選にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

ホンダF1パワーユニット勢は3日(土)に行われたF1第9戦オーストリア公式予選で、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。他の3台もQ3進出を果たしてトップ7を確保した。

ホンダとしては第7戦フランスGP以降の全ての週末で予選ファステストを刻み、1991年以来、30年ぶりの3戦連続ポールポジションを果たした。

他のマシンも好調で、フェルスタッペンのチームメイト、セルジオ・ペレスが3番手と、レッドブル・ホンダが1-3体制を築き、アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが6番手、角田裕毅はキャリア予選最高位となる7番手タイムをマークした。

レースペースでRB16Bに匹敵するパフォーマンスを発揮していた唯一のチーム、メルセデス勢はルイス・ハミルトンが4番手、バルテリ・ボッタスが5番手と2列目以降に沈んだ。レッドブル・ホンダとしては5連勝に向けて盤石の体制を築いた恰好だ。

順位 ドライバー Q1 Q2 Q3
1 マックス・フェルスタッペン 1:04.249 1:03.927 1:03.720
3 セルジオ・ペレス 1:04.833 1:04.483 1:03.990
6 ピエール・ガスリー 1:04.841 1:04.412 1:04.107
7 角田裕毅 1:04.967 1:04.518 1:04.273

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「今日はレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が素晴らしいパフォーマンスで3戦連続のポールポジションを獲得してくれました」と予選を振り返った。

「チームメートのペレス選手も3番手と、明日のレースに向けて2台ともに非常に良いグリッドを確保できました」

マックス「2度とやらない」PPも戦略に不満

「アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は今日も力強い走りで3戦連続の6番手を手にし、角田選手は自己最高となる7番手と、こちらも明日のレースに向けて非常に良い結果です」

「先週に続きRed Bullのホームサーキットでホンダ勢4台がQ3進出と、力強い予選結果になった事は良かったと思います」

「明日は一時的に天候が崩れる予報も出ています。予選結果をレース結果に繋げられるよう、天候の変化なども含めて色々な場面を想定した準備を行い、明日のレース本番に臨みます」

2021年 F1オーストリアグランプリ決勝レースは、日本時間7月4日(日)22時にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周(306.452km)する事でチャンピオンシップを争う。

F1オーストリアGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了