アストンマーチン、ベッテルの電撃F1復帰の可能性除外せず…乗るか300戦の大台
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アストンマーチンのマイク・クラック代表は、4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルと話し合っている事を認め、3月5日の開幕バーレーンGPでの電撃F1復帰の可能性を除外しなかった。
両手首を骨折したとの噂が流れながらも怪我の状態は明らかにされず、フェリペ・ドルゴビッチがプレシーズンテスト最終日に再起用されるなど、自転車事故で負傷したランス・ストロールのバーレーンGP出走は日に日に危ぶまれている。
BBCによるとクラックは、最終決定は下されておらず、ストロールの起用が「プランA」だとしつつも、「セバスチャンとは何度か電話で話をしたが、これは昨年もあったことだし、今後も続くだろう」と述べ、連絡を取った事を認めた。
そして「一つ忘れてはならないのは、彼は引退後の計画を綿密に練っており、これは尊重しなければならない。何が起こるか見てみよう」と付け加えた。
また、ベッテルが復帰の意思を示したかどうかについて尋ねられると「言うつもりはない」と答えた。
昨年末でF1キャリアに終止符を打ったベッテルは引退を決断した背景について、もはやレースと私生活との両立は難しく、家族を優先させたかったと説明している。
その一方で、鈴鹿での日本GPであれば「カムバックするよ!」と述べ、1戦限りのレース復帰に前向きな見解を示してもいる。
ストロールは来週末のレースに向けて、まずはアストンマーチンのシミュレーターでドライビングが可能かどうかを試す予定だという。
復帰が実現すれば2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソとの夢のタッグとなり、更にはキャリア通算300戦の大台に乗ることになるが、Sky Sportsによるとベッテルは現在、家族とともにキャンプを楽しんでいると言う。