アルピーヌ、F1チーム代表にオリバー・オークスを起用…ホーナーに次ぐ史上2番目の若さ

アルピーヌF1チーム代表に就任したオリバー・オークス、2024年7月31日Courtesy Of Alpine Racing

BWTアルピーヌF1チームは2024年7月31日(水)、新たなチームプリンシパルとして英国出身の36歳、オリバー・オークスを起用したと発表した。チーム代表としてはクリスチャン・ホーナー(レッドブル)に次ぐ史上2番目の若さでの就任となる。

オークスは2005年の世界カートチャンピオンであり、セバスチャン・ベッテルらと共にレッドブル・ジュニア・チームに所属していた時期もあった。2010年を以て現役を退くと2011年にカートチーム「チームオークス」を設立。2015年よりハイテックGPを率いており、チームは現在FIA-F2選手権、F3、GB3、イギリスF4に参戦している。

グループ・ルノーのルカ・デメオCEOは「このチームは将来の成功のために構築されており、オリバーのシニア職への任命がその証だ。彼の熱意、エネルギー、そしてレースへの情熱をチーム全体に浸透させていきたい」と語った。

オークスについてエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは「リーダーシップとレースでの成功の実績を持つ非常に優れた人物」であるとして、チーム代表への任命は「将来有望な若い人材に対する我々の信頼を示す好例」だと主張し、「グリッドの上位に進み、そして勝つという目標に向けて彼と密接に協力していくことを楽しみにしている」と付け加えた。

オークスは「このチームには才能ある人々と優れたリソースがある。多くのことを成し遂げられると確信している。BWTアルピーヌF1チームを再び競争力のあるチームに導くために全力を尽くす」と語った。

Courtesy Of Alpine Racing

アルピーヌのF1チーム代表に就任したオリバー・オークスとエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレ、2024年7月31日

前任のチーム代表、ブルーノ・ファミンは、ルノーのF1パワーユニット(PU)開発拠点、ヴィリー=シャティヨンの事業転換に関するプロジェクトに専念するため2024年8月末を以て退任する。

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