進退保留の42歳フェルナンド・アロンソ、2025年以降の契約延長を熱望するアストンマーチン

ヤス・マリーナ・サーキットのパドックを歩くフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、2023年11月23日F1アブダビGPCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アストンマーチンF1チームのマイク・クラック代表は2024年末で現在の契約が満了を迎えるフェルナンド・アロンソについて、契約更新を熱望している事を認めた。

2度のF1ワールドチャンピオンは今年、8回の表彰台を獲得して計200ポイントをチームに持ち帰った。これは同じAMR23をドライブするランス・ストロールの2.7倍以上に相当する。

アブダビGPのFP1を経てクラックは、アロンソとの契約延長に対する願望はあるか?との問いに対して「その質問に答える必要はないと思うのだが!」と笑い、それはイエスと受け取って良いのかと問われると「間違いなくイエスだ」と答えた。

クラックはまた、そういった質問が投げかけられたこと自体に「驚いた」とも述べ、アロンソを「常に、そして特に困難な時にあってなお建設的な素晴らしいチームプレーヤー」と評した。

アストンマーチンは2025年末を以てメルセデスとの関係を解消し、2026年より新たにホンダ製F1パワーユニットを搭載する。

アロンソ自身はアストンでの初年度となった今季を振り返り、フェラーリ在籍時代にタイトルを争った2012年以来、キャリアの中で最高のシーズンだったとの考えを示す一方、2025年以降に関しては現役を続行するか決めていないとしている。

グリッド最年長のスペイン人ドライバーは来年7月に43歳の誕生日を迎える。進退に影響を与える要素は何なのか。

アロンソは、自身のパフォーマンスが満足できるものかどうか、そして増え続けるカレンダーと多忙の一途を辿るスケジュールという2つの観点で決定を下す事になるだろうと説明した。

2024年シーズンは史上最多となる全24戦が予定されており、トリプルヘッダーが3回、ダブルヘッダーが5回という、壮絶なスケジュールが組まれている。

F1アブダビGP特集

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