フェルナンド・アロンソ、古巣マクラーレンからのF1バーレーンテスト参加が決定
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マクラーレン・レーシングは29日、昨年限りでF1から引退した2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソを、F1バーレーンテストに起用する事を発表した。アロンソは今年、同チームのアンバサダーを務めている。
マクラーレンはF1バーレーンGP後のテストに2台のMCL34を参加させ、1台は通常のテスト、2台目は公式タイヤサプライヤーを務めるピレリの開発プログラムにあたらせる。アロンソは引退から4ヶ月と経たない内に再びF1マシンのコックピット乗り込み、両日で開発テストを担当する。
フェラーリやアルファロメオ、ハースやレッドブル・ホンダは今回のテストで若手ドライバーにチャンスを与えるが、英国ウォーキングのチームは大ベテランにステアリングを握らせる。規約ではインシーズンテストの内の2日間を若手に与えるよう義務付けているが、開発テストはこれに含まれていない。
日時 | 通常テスト | 開発テスト |
---|---|---|
4月2日 | 午前: サインツ 午後: ノリス |
フェルナンド・アロンソ |
4月3日 | ランド・ノリス | 午前: サインツ 午後: アロンソ |
史上二人目のトリプルクラウン達成を目標に掲げるアロンソは今年、トヨタ・ガズーレーシングからWEC世界耐久選手権に参戦する傍ら、5月末に開催されるインディアナポリス500マイルレースでの勝利を目指している。
また、フォーミュラカー以外のキャリアの可能性を模索すべく、先日27日にはトヨタの協力を得て、南アフリカ・ボツワナ共和国に広がるカラハリ砂漠で、2019年のダカールラリー優勝マシンをテスト。初のオフロード走行に挑戦した。
アロンソはマクラーレンでのF1復帰の可能性を除外していないが、条件として優勝争いが可能な競争力のあるマシンを要求。マクラーレンの今季マシンMCL34のパフォーマンスはトップ争いとは程遠く、現行レギュレーションが継続される2020年までに、かつての名門が息を吹き返す可能性はゼロに等しい。