アレックス・アルボン、欲を出し最終アタックをふいにするも「前進できている事が重要」
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チームメイトのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した一方、レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、12月12日のF1第17戦アブダビGP公式予選で5番手に終わった。
最終プラクティスを2番手で終え、週末の勢いを維持して予選に臨んだものの、肝心のQ3最終アタックでタイムを更新する事ができず、1000分の74秒差でマクラーレンのランド・ノリスに4番手の座を奪われてしまった。
予選を振り返ったアルボンは「セクター1で攻め過ぎた結果、タイヤが最後まで保たなかった」と説明。悔しさをあらわにしたが、自分自身に言い聞かせるように「前進できている事が重要」だと語った。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周 |
---|---|---|---|---|---|---|
4 | ノリス | マクラーレン | 1:36.016 | 1:35.849 | 1:35.497 | 17 |
5 | アルボン | レッドブル | 1:36.106 | 1:35.654 | 1:35.571 | 15 |
6 | サインツ | マクラーレン | 1:36.517 | 1:36.192 | 1:35.815 | 14 |
前進できている事が重要
アレックス・アルボン予選: 5位, FP3: 2位
僕にとって今季最高で一番競争力を発揮できた予選だった。自分のパフォーマンスには満足してるけど、Q3の最終アタックでちょっとしたミスをしてしまったのが悔やまれる。あれで僕のラップは台無しになってしまった。
バランスがキマってクルマは凄く好調で、Q3の最初のアタックの後は良い感触を持っていたんだけど、最終アタックでは少し欲張り過ぎてしまい、セクター1でプッシュし過ぎたせいでタイヤが終わり、路面状況が改善していたのにグリップが得られずタイムを更新する事ができなかった。
とは言え、ギャップは今シーズンの中で最も接近していたし、今週末は個人的に本当に上手くやれているからポジティブに捉えている。着実に前に進めている事が重要だ。
戦いはまだ終わっちゃいない。今はこの良い流れを明日のレースに活かす事にフォーカスしている。上手くやれる自信はある。
マックスがポールポジションを獲った事はチームにとっても素晴らしい事だし、本当に見事な仕事ぶりだった。今季最後の明日のレースに集中していきたい。
今季最後のグリッド争いでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがキャリア3度目のポールポジションを獲得。1.6リッターV6ハイブリッド時代としては初めて、メルセデス以外がアブダビで予選最速を刻んだ。
2020年シーズンのF1のフィナーレを告げる第17戦アブダビ・グランプリ決勝レースは、日本時間12月13日(日)22時10分にスタート。1周5,554mのヤス・マリーナ・サーキットを55周する事で勝敗を決する。