2024年のF1ラスベガス、カタール、最終アブダビGPに投入されるタイヤコンパウンド

1周目のターン1でシャルル・ルクレール(フェラーリ)のイン側に飛び込むマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年11月18日(土) F1ラスベガスGP決勝レース(ラスベガス市街地コース)Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、2024年シーズンのF1最終3連戦、第22戦ラスベガスGP、第23戦カタールGP、そして最終第24戦アブダビGPに持ち込むコンパウンドを公表した。

いずれも昨シーズンのアロケーションと変わらず、最も柔らかいレンジのC3~C5がラスベガスとアブダビに、最も硬いC1~3がカタールに持ち込まれる。

カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットは、シルバーストンや鈴鹿と同様、タイヤに大きな負荷がかかる。C1~C3が投入されるのはオランダGP以来、8戦ぶりとなる。

アブダビでチェッカーフラッグが振られた後、全てのチームはヤス・マリーナ・サーキットに留まり、12月10日にポストシーズン・テストに臨む。

各チームは2台のクルマを走らせる。1台は、グランプリ参戦経験が2戦以下の若手ドライバー用で、こちらは2024年のタイヤを装着する。

もう1台は2025年仕様のタイヤの最終バージョンをテストするためのもので、角田裕毅(RB)はレッドブルRB20をドライブする予定だ。

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今季は昨年未使用の「C0」がラインナップから除外され、製造されるコンパウンドが全5種類に減った。接頭辞の「C」に続く数字が小さいほど硬いものとなる。

サーキットの路面や気温などの特性・気象条件を考慮の上、ピレリは5種類のラインナップから週末に持ち込む3種類のドライタイヤを都度、決定する。硬い方から順に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の名称が与えられる。

トレッド面に溝の入ったレインタイヤを含めて全5種類が持ち込まれる。ひと目見て識別できるよう、以下の様にサイドウォールに色ペイントが施される。

  • ソフト:赤色
  • ミディアム:黄色
  • ハード:白色
  • インターミディエイト:緑色
  • フルウェット:青色

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