2024年のF1ラスベガス、カタール、最終アブダビGPに投入されるタイヤコンパウンド
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F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、2024年シーズンのF1最終3連戦、第22戦ラスベガスGP、第23戦カタールGP、そして最終第24戦アブダビGPに持ち込むコンパウンドを公表した。
いずれも昨シーズンのアロケーションと変わらず、最も柔らかいレンジのC3~C5がラスベガスとアブダビに、最も硬いC1~3がカタールに持ち込まれる。
カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットは、シルバーストンや鈴鹿と同様、タイヤに大きな負荷がかかる。C1~C3が投入されるのはオランダGP以来、8戦ぶりとなる。
アブダビでチェッカーフラッグが振られた後、全てのチームはヤス・マリーナ・サーキットに留まり、12月10日にポストシーズン・テストに臨む。
各チームは2台のクルマを走らせる。1台は、グランプリ参戦経験が2戦以下の若手ドライバー用で、こちらは2024年のタイヤを装着する。
もう1台は2025年仕様のタイヤの最終バージョンをテストするためのもので、角田裕毅(RB)はレッドブルRB20をドライブする予定だ。
グランプリ | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 |
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バーレーン | ◯ | ◯ | ◯ | ||
サウジアラビア | ◯ | ◯ | ◯ | ||
オーストラリア | ◯ | ◯ | ◯ | ||
日本 | ◯ | ◯ | ◯ | ||
中国 | ◯ | ◯ | ◯ | ||
マイアミ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
イモラ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
モナコ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
カナダ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
スペイン | ◯ | ◯ | ◯ | ||
オーストリア | ◯ | ◯ | ◯ | ||
イギリス | ◯ | ◯ | ◯ | ||
ハンガリー | ◯ | ◯ | ◯ | ||
ベルギー | ◯ | ◯ | ◯ | ||
オランダ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
イタリア | ◯ | ◯ | ◯ | ||
アゼルバイジャン | ◯ | ◯ | ◯ | ||
シンガポール | ◯ | ◯ | ◯ | ||
アメリカ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
メキシコ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
サンパウロ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
ラスベガス | ◯ | ◯ | ◯ | ||
カタール | ◯ | ◯ | ◯ | ||
アブダビ | ◯ | ◯ | ◯ |
今季は昨年未使用の「C0」がラインナップから除外され、製造されるコンパウンドが全5種類に減った。接頭辞の「C」に続く数字が小さいほど硬いものとなる。
サーキットの路面や気温などの特性・気象条件を考慮の上、ピレリは5種類のラインナップから週末に持ち込む3種類のドライタイヤを都度、決定する。硬い方から順に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の名称が与えられる。
トレッド面に溝の入ったレインタイヤを含めて全5種類が持ち込まれる。ひと目見て識別できるよう、以下の様にサイドウォールに色ペイントが施される。
- ソフト:赤色
- ミディアム:黄色
- ハード:白色
- インターミディエイト:緑色
- フルウェット:青色