ダブルリタイヤのマクラーレン「欧州ラウンドは失望と屈辱の中で終わってしまった」F1イタリアGP2017《決勝》copyright mclaren.com

ダブルリタイヤのマクラーレン「欧州ラウンドは失望と屈辱の中で終わってしまった」F1イタリアGP2017《決勝》

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マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ダブルリタイヤに終わったイタリアGP決勝を終えて、失望という言葉を様々に言い換えてその心境を表現した。落胆、不満、悔しさ、フラストレーション…ブーリエの口から出て来る言葉にポジティブなものは1つもなかったが、いつものようにドライバーの労を労うことは忘れなかった。

ストフェル・バンドーンはMGU-Kが原因と疑われるトラブルによって、フェルナンド・アロンソはギアボックスの故障によってそれぞれリタイヤしている。いずれのハードについても、決勝レース直前に新しいものに交換されていただけに、パッケージ全体の信頼性不足が露呈した形となった。

マクラーレン:F1イタリアGP決勝を終えて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

今シーズン何度も目にしてきたように、今日もまたドライバーの才能が輝きました。苦戦予想に反するべく、決勝ではポジティブなリザルトが得られることを望んでいましたが、結果は落胆と不満に満ちたものになりました。厳しいレースになると分かりきっていたにも関わらず、どちらのドライバーも素晴らしいスタートを切って、できるだけ長い間そのポジションを維持し続けてくれました。6周の終わりまでに、ストフェルとフェルナンドはそれぞれ13位と14位を走行し、他のマシンがピットインを始めた事で徐々に順位を上げていきました。

レースが始まって僅か数周のところで、フェルナンドはセンサーの問題から発生したと思われるギアボックスの問題で苦労し始めました。エンジニアたちは、ソフトウェア管理ツールを使って問題を解決しようと努めましたが、センサーの故障によってギアボックスを遠隔監視することが困難になったため、予防策としてリタイヤさせることに決めました。

フェルナンドはレース中の多くの時間で劣勢に立たされていました。コントロールが難しいマシンでは、ペースと勢いを維持するのが厳しい状況でしたが、彼は素晴らしいマシンさばきを披露しファイティングスピリットに溢れたレースをしてくれました。それだけに、彼にチェッカーを受けさせられなかったのが残念です。

ストフェルの1日は悲しみの中に終わりました。レース中にトップ10圏内を走行し、18位から7位へとポジションを大きく上げました。今週末の彼のパフォーマンスは素晴らしかったです。エンジントラブルによって8番手スタートのチャンスを失っただけでなく、ポイント獲得を目指して順位を上げていった全ての努力が無に帰したのは、大きな失望でありフラストレーションです。リタイヤの原因は昨日の予選Q3と同じものではないかと考えています。

今シーズンで最も難しいグランプリで何とかしてチャンスを得ようと全力を尽くしてくれたチームにとって、ヨーロッパラウンドの終わりを告げるイタリアGPがこのような結果となってしまった事は、失望と屈辱以外の何物でもありません。


2017年第13戦イタリアグランプリ決勝レースの詳細については、F1イタリアGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。

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