角田裕毅、アルファタウリ・ホンダ色の2019年型「STR14」でイモラテストを開始

アルファタウリ・ホンダAT01に乗る角田裕毅copyright Red Bull Content Pool

2021年シーズンのF1でデビューを飾るアルファタウリ・ホンダの角田裕毅が、プレシーズンテストと開幕バーレーンGPに向けた準備の一環として、イモラ・サーキットでプライベートテストを開始した。

伊ファエンツァのチームは27日(水)、エミリア・ロマーニャGPの舞台にアルファタウリカラーを施した2019年型のトロロッソ・ホンダ「STR14」を持ち込んだ。エンジンカバーにはカーナンバー「22」が掲げられた。

昨年のFIA-F2選手権でルーキー最上位となるランキング3位を獲得した角田裕毅は、昨年末のアブダビでのポストシーズンテストにも参加しているが、バーレーンでの公式プレシーズンテストは例年の半分となる3日間に制限されており、事前のプライベートテストでマイレージを稼ぐ狙いがある。

またイモラは4月18日の第2戦の舞台でもあるため、データ収集という点でチームにとってもメリットがある。

レギュレーションは公式テスト並びにレース週末以外での現行マシンでの走行に関して、プロモーション目的(フィルミングデー)であれば2日まで許可しているものの走行距離に制限がある。ただし2年落ちのマシンであれば無制限に走行できる。

なおアルファタウリ・ホンダと同じ様にフェラーリも5日間のプライベートテストを計画しており、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツがフィオラノ・サーキットで型落ちのSF71Hを走らせている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で世界情勢が流動的であるため公式発表はないものの、アルファタウリ・ホンダは来月にもイモラかミサノでプライベートテストを行うものと見られている。

ダニール・クビアトの後任としてアルファタウリ・ホンダに加わった角田裕毅は、2014年シーズンまでF1に参戦していた小林可夢偉以来7年ぶりの日本人F1ドライバーとして、チームメイトのピエール・ガスリーと共に今季の選手権に挑む。

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