貢献活動ペナ「冗談じゃない」とフェルスタッペン、FIAを非難…ハミルトンは”履行拒否”を要請
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国際自動車連盟(FIA)が科した社会貢献活動処分についてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、「冗談じゃない」と全面的に非難し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はかつてのタイトル争いのライバルに、ペナルティの履行を拒否するよう求めた。
F1シンガポールGPの木曜会見でクルマに対する不満を”Fワード”で表現したため、フェルスタッペンは「公共の利益に資する活動」をするよう命じられた。
納得のいかないフェルスタッペンは、ランド・ノリス(マクラーレン)と並ぶ最前列2番グリッドを獲得した後のFIA予選トップ3会見で、会場から寄せられた質問に一言、二言を返すのみで、まともに答えようとしなかった。
フェルスタッペンは、「(質問に返答すると)罰金を科されたり、余分に(社会貢献活動の)日数が増えるかもしれない」と語り、メディアに対しては「会場の外で質問してほしい」と求めた。
英Sky Sportsによると、会場を後にしたフェルスタッペンは約束を守り、会見場での自身の振る舞いについて「冗談じゃない。いとも簡単に罰金やペナルティを科されたりする状況で、どうして真剣に答えなきゃならないんだ」と説明した。
「兎に角、馬鹿げている。こんなことでペナルティを受けるなんてさ」
「誰かを侮辱した場合は当然、ペナルティを受けるべきけど、僕は誰かを侮辱したわけじゃないし、ただ口が滑っただけなんだ」
フェルスタッペンはまた、規則に従わざるを得なかっただけだとしてスチュワードを非難せず、批判の矛先がFIAにあることを明確にした。
「スチュワードたちは理解してくれていたけど、ルールに書いてあることだから、彼らも何かを科さなきゃならなかった。僕に言わせれば、これはこのスポーツが進むべき正しい方向じゃない」
3番手を刻んだハミルトンは予選後の記者会見で「僕なら間違いなくこのペナルティはやらないし、マックスにもやらないでほしいと思ってる」とフェルスタッペンを支持した。
ハミルトンはシンガポールGPの開幕前日、罵り言葉を含む無線内容の規制に関して発言した際に「人種的な要素」が含まれていたとして、モハメド・ベン・スレイエムFIA会長を批判した。
ポールポジションを獲得したノリスは、「当然の報いだ」と笑いを誘った後、「かなり不公平だと思う。僕は全く賛成できない」と語った。