F1アメリカGP2016《フリー走行3》結果とダイジェスト

F1アメリカグランプリcopyright formula1-data.com

気温20℃、路面26℃の快晴の中行われた2016年アメリカGP土曜のフリー走行3回目のFP3。会場はサーキット・オブ・ジ・アメリカズレッドブルの二台がワンツーという結果となった。

残り5分という時間、レッドブルの二台がスーパーソフトでタイムを叩き出した後、常勝メルセデスのニコ・ロズベルグがスーパーソフトでタイムアタックを開始、トップのマックス・フェルスタッペンからセクター2をコンマ1秒遅れ程度で通過するも、ゴールライン直前でピットへ入りそのままスタート練習を実施。ルイス・ハミルトンは残り1秒程度でスーパーソフトによるアタックを開始するも途中中断。その結果、FP3で記録されたメルセデスの二台のタイムはソフトタイヤのものとなった。タイヤの違いによるタイム差を補正すると、レッドブルとメルセデスがかなり良い勝負をしそうな雰囲気である。

セッション中盤では、マノーのパスカル・ウェーレインがコースアウトした影響で、FP2に引き続きまたも赤旗が出る事態に。最近のF1は本当に安全面でナーバスになっている。


creativeCommonsnic_r

また、トロ・ロッソのカルロス・サインツがセッション中に二度もパンクに見舞われる珍事(?)も発生。こうなるとタイヤ供給しているピレリも、安全面での判断を迫られるFIAも心臓ドキドキもの。両スタッフがトロ・ロッソのピットに押し入りその様子を中止する場面もあった。

気がかりなのが、フェラーリのセバスチャン・ベッテル。セッション途中で5速ギアにトラブルを抱えパワーが出ない状況に。日本GPでのキミ・ライコネンのギアボックス交換といい、今年のフェラーリのギアボックスは信頼性に大きな問題点を抱えているようだ。予選への影響が心配される。

2016年F1第18戦アメリカGPフリー走行3(FP3)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1:36.766 16
2 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 1:37.032 +0.266 19
3 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:37.284 +0.518 15
4 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:37.483 +0.717 12
5 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:37.784 +1.018 10
6 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:37.894 +1.128 8
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス 1:37.948 +1.182 17
8 77 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ・メルセデス 1:38.188 +1.422 16
9 22 ジェンソン・バトン マクラーレン・ホンダ 1:38.212 +1.446 14
10 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1:38.452 +1.686 13
11 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:38.512 +1.746 16
12 30 ジョリオン・パーマー ルノー 1:38.528 +1.762 14
13 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:38.607 +1.841 15
14 26 ダニール・クビアト トロロッソ・フェラーリ 1:38.691 +1.925 16
15 55 カルロス・サインツ トロロッソ・フェラーリ 1:38.710 +1.944 6
16 21 エステバン・グティエレス ハース・フェラーリ 1:38.939 +2.173 13
17 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:39.097 +2.331 13
18 20 ケビン・マグヌッセン ルノー 1:39.105 +2.339 14
19 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:39.239 +2.473 14
20 12 フェリペ・ナスル ザウバー・フェラーリ 1:39.509 +2.743 14
21 31 エステバン・オコン マノー・メルセデス 1:39.771 +3.005 19
22 94 パスカル・ウェーレイン マノー・メルセデス 1:41.427 +4.661 7

コンディション

天気快晴
気温20℃
路面温度26℃

セッション概要

グランプリ名 F1アメリカGP
セッション種別 フリー走行3
セッション開始日時

サーキット

名称 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
設立 2012年
全長 5516m
コーナー数 20
周回方向 反時計回り

F1アメリカGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了