F1アメリカGP 2017《FP1》結果とダイジェスト / ハミルトン最速!マクラーレン・ホンダは5番手と好発進

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現地10月20日(金)午前のテキサス州オースティンの上空にはどんよりとした雨雲が垂れ込み、1回目のF1アメリカGPフリー走行はウェットコンディションでスタートした。セッションが進むにつれて路面は乾き、各マシンはインターミディエイトからスーパーソフトへとタイヤを履き替えた。

トップタイムを記録したのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。難しいコンディションにも関わらず、自身の昨年の予選Q2タイムを上回る1分36秒335を記録した。2番手にはコンマ6秒差でフェラーリのセバスチャン・ベッテル、マシンのバイブレーションに不満を訴えていたが、上手く手綱を締めた。3番手にはバルテリ・ボッタスが100分の5秒差で続いた。

4番手タイムは2020年までの契約延長を発表したマックス・フェルスタッペン、エンジン不調に手こずったが見事トップ3に肉薄した。マイレージの溜まった古いパワーユニットは明日以降載せ替えられる可能性がある。


©F1

残る4戦で最大のチャンスと意気込むマクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが0.013秒差でフェルスタッペンに続き5番手タイムを記録。前日に残留会見を開いたフェルナンド・アロンソは油圧漏れが発見されたため、急遽メカニックが懸命の修復作業にあたった。残り10分を切ったところで無事コースインも周回は僅か4周、タイム計測は叶わず最下位に沈んだ。アロンソが走れなかった事で不足したデータが、明日以降重くのしかかるのは想像に難くない。

ルマン24時間王者のブレンドン・ハートレーは14番手、隣のガレージに座った同じくトロ・ロッソの17番手ショーン・ゲラエルを上回り、実力の差をみせつけた。ルノー移籍後初走行のカルロス・サインツは10番手、コンマ8秒もの大差で新しいチームメイトにご挨拶、13番手のニコ・ヒュルケンベルグを従えた。

2017年F1アメリカGP2回目のフリー走行は、日本時間10月21日(土)早朝4時から行われる。

2017年F1第17戦アメリカGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:36.335 18
2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:36.928 +0.593 20
3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:36.979 +0.644 10
4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1:37.339 +1.004 21
5 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1:37.352 +1.017 26
6 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:37.570 +1.235 23
7 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:37.598 +1.263 20
8 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 1:37.808 +1.473 25
9 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:37.861 +1.526 20
10 55 カルロス・サインツ ルノー 1:38.093 +1.758 24
11 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:38.408 +2.073 16
12 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 1:38.534 +2.199 25
13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:38.904 +2.569 19
14 39 ブレンドン・ハートレー トロロッソ 1:39.267 +2.932 28
15 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:39.336 +3.001 17
16 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 1:39.366 +3.031 14
17 38 ショーン・ゲレール トロロッソ 1:40.406 +4.071 25
18 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:40.448 +4.113 19
19 37 シャルル・ルクレール ザウバー・フェラーリ 1:40.828 +4.493 25
20 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 4

コンディション

天気
気温20℃
路面温度23℃

セッション概要

グランプリ名 F1アメリカGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
設立 2012年
全長 5516m
コーナー数 20
周回方向 反時計回り

F1アメリカGP特集

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