角田裕毅、見事な走りで”大満足”の9位入賞「ポイントに相応しい走りだった!」とアルファタウリ・ホンダ
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は現地オースティン10月24日(日)に開催されたF1アメリカGP決勝レースで9位入賞を飾り、2点のチャンピオンシップポイントをチームに持ち帰った。
全20台の中で、カルロス・サインツと並び唯一、摩耗とデグラデーションが懸念されるソフトタイヤでのスタートとなった角田裕毅だが、1周目にポジションを2つ上げると、9周目まで後続を抑えてポジションをキープ。ミディアムに履き替えた後は18周目までバルテリ・ボッタスを背後に抑え続けてみせた。
終盤に掛けてはキミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソという2人のF1ワールドチャンピオンを後方2秒圏内に抱えての戦いを強いられるも守り抜き、9位でフィニッシュして第11戦ハンガリーGP以来、通算6回目の入賞を飾り、僚友ピエール・ガスリーの期待に応えた。
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンはこの日の角田裕毅について「ファンタスティックだ!上手くレースを戦った。ポイントフィニッシュはユーキに相応しい結果だ。第1スティントではソフトタイヤを上手く使い、ハードに履き替えた後の2回のスティントではタイヤをマネージしてトラックポジションを維持し、ポイントを持ち帰ってくれた」と評価した。
角田裕毅は何よりチームにポイントをもたらせた事に満足してるようだ。
「今日は良い1日になりました。チャンピオンシップ争いでチームにとって重要なポイントを幾つか持ち帰る事ができましたので本当に満足しています」
「本当に暑かったので、凄くタフなレースでした!」
「周りのライバルとは異なりソフトタイヤでスタートしなければならず、戦略的に厳しい戦いでしたが、オープニングラップで得たアドバンテージを最大限に活かそうと頑張りました」
「今日のペースは本当に良かったですし、ポイントを獲得できて嬉しいです」
10月24日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた2021年F1第17戦アメリカグランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が通算18勝目を上げ優勝。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位表彰台にはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が滑り込んだ。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコGPは11月6日のフリー走行1で幕を開ける。