ローガン・サージェント、母国アメリカでF1初入賞 30年ぶり快挙…功奏した最下位スプリント後のシステム調整
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ローガン・サージェント(ウィリアムズ)は母国F1アメリカGPで10位入賞を果たし、悲願のキャリア初ポイントを獲得した。アメリカ人ドライバーがポイントを獲得するのは1993年のF1イタリアGPでのマイケル・アンドレッティ以来、30年ぶりの事だった。
サージェントは12位でチェッカーフラッグを受けたものの、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)が技術規定違反により失格処分を受けた事で2つポジションを上げた。
フロリダ州出身の22歳のルーキーは「厳しい週末の最後に、母国でF1初ポイントを獲得できて最高だ。チームと僕自身、そして今シーズンを通した努力と進歩を本当に誇らしく思う」とレースを振り返った。
「昨夜、夜通しで懸命に取り組んだ結果、クルマに関してポジティブな方向性を見つける事ができた。パルクフェルメ規定の関係上、多くを変えることはできなかったけど、ステアリングホイール上のツールを使ってシステム面で取り組み、クルマを正しい方向に進めることができた」
「その結果、今日のペースは遥かに良くなっていて、僕自身も本当に上手くドライブする事ができた」
5月のマイアミに続くサージェントにとっての今年2回目のホームグランプリは、最下位に終わった土曜のスプリント後に行われた。
本来であれば予選も最下位であったため、最後尾20番グリッドに着く予定であったが、ハースとアストンマーチンの計4台がパルクフェルメ規定違反によりピットレーンからスタートする事となり、繰り上がりの16番グリッドに着いた。
開始早々、ケビン・マグヌッセン(ハース)にポジションを奪われるなど、決して順風満帆なスタートではなかったが、それでもサージェントは「毎ラップで全力」を尽くしたという。
「最高のスタートが切れたけど、ターン1のソーセージ縁石に引っかかってアンチストールが作動してしまったため、幾つかポジションを失う不運に見舞われてしまい、レースの流れが少し変わってしまったけど、反撃に向けて毎ラップで全力を尽くした」
「正しい方向に向かって進めているから、これをベースにして次のメキシコで更に前進していきたい」
2023年F1第19戦アメリカGP決勝レースでは、6番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季15勝目を飾った。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位表彰台にはランド・ノリス(マクラーレン)が滑り込んだ。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコシティGPは10月27日のフリー走行1で幕を開ける。