ホンダF1、30年ぶりにF1アメリカGPを制覇!山本MDポディウム登壇に「レッドブルの計らいとリスペクトに感謝」と田辺TD
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現地オースティン10月24日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたF1第17戦でマックス・フェルスタッペンが優勝を飾り、3位にチームメイトのセルジオ・ペレスが入った事で、ホンダF1は1991年以来、30年ぶりにF1アメリカGPを制覇すると共に2戦連続でのダブル表彰台を獲得した。
ホンダF1パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングにとっては通算200回目の表彰台獲得となった。この日は奇しくも、1965年のメキシコGPでHonda RA272がF1初勝利を挙げた10月24日から56周年の記念日だった。
表彰台セレモニーには、コンストラクターの代表者としてホンダF1の山本雅史マネージング・ディレクターが登壇し、1戦限りの「Acura」を掲げたレーシングスーツを着用する2人のドライバーと共にシャンパンシャワーを楽しんだ。
アルファタウリ・ホンダ勢は2台揃って入賞圏内からスタートし、角田裕毅は経験で勝るベテランドライバー達を抑える好走を披露して9位入賞と、6戦ぶりにポイントを獲得した。一方でピエール・ガスリーはサスペンショントラブルに見舞われリタイヤを余儀なくされた。
順位 | ドライバー | チーム | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|
1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1:34:36.552 | 25 |
3 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | +42.223s | 15 |
9 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | +1 lap | 2 |
NC | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | DNF | 0 |
56周の長き戦いを終えたホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「今日はレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手がポール・トゥ・ウインでF1アメリカGPの優勝を飾ってくれました」とレースを振り返った。
「ペレス選手が3位となった事で、前戦トルコGPでのホンダ・スペシャルカラーに続き、今回はAcuraをリアウイングに掲げたマシンで2戦連続のダブル表彰台を獲得することができました」
「フェルスタッペン選手は早めにピットインする戦略を採りました。これに対してハミルトン選手はピットインを遅らせる事で終盤に激しい追い上げをみせてきましたが、マックス選手は見事にペースをマネージしてポジションを守り切って優勝してくれました。素晴らしい走りでしたし、本当にエキサイティングなトップ争いでした」
「チームメートのペレス選手は週末を通して速さを見せて2戦連続の3位を獲得し、コンストラクターズチャンピオンシップを争うチームに大きく貢献しました」
「また、今回は山本さん(ホンダF1のマネージングディレクター)が表彰台に上がりました。レッドブル・レーシングの嬉しい計らいとリスペクトに感謝しています」
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田選手は素晴らしいスタートで2台をオーバーテイクすると、その後も粘り強い走りで9位入賞を果たしました。6戦ぶりのポイント獲得、2戦連続のQ3進出と合わせて、今後もこの勢いを持ってシーズン終盤を戦ってくれればと思います」
「ガスリー選手は入賞圏内で良い走りを見せていましたが、序盤にサスペンショントラブルに見舞われ残念ながらリタイアを余儀なくされてしまいました」
「次戦はペレス選手の母国、メキシコでのレースとなります。今シーズンのレースも残り5戦となりましたが、我々にとっては長く厳しい戦いが続きます。一戦一戦の結果がとにかく大切になってきます。チームとともに万全の準備をして次戦に臨みます」
エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコGPは11月6日のフリー走行1で幕を開ける。