ベッテル、降格ペナも戦略駆使して入賞「あと数周あれば角田を…」ストロールはマシン破損で12位止まり / Aston Martin

レースに向けてグリッド上でヘルメットを被るアストンマーチンのセバスチャン・ベッテル、2021年10月24日F1アメリカGPCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アストンマーチンF1チームは、現地オースティン10月24日(日)に開催されたF1アメリカGP決勝レースでランス・ストロールが12位と入賞を逃した一方、セバスチャン・ベッテルは8ポジションアップの10位フィニッシュで1点を持ち帰った。

チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーはストロールについて「オープニングラップのターン1でのラティフィの稚拙な仕掛けによって罪なき犠牲者となり19番手に転落し、フロントウイングにダメージを負ってしまった。その後は2周目にハースの2台を追い抜いたが、ポイント圏内まで挽回する事はできずベストを尽くして12位でレースを終えた」と説明した。

またベッテルについては「クリーンにスタートを切り、レース終盤の3分の1はランスのすぐ前の12番手を走行していた。そして52周目に実に見事な動きでジョビナッツィを交わして11番手に上げると、翌周にキミ(ライコネン)がコース外に飛び出した事で10位でフィニッシュした」と評した。

アストンマーチン:F1アメリカGP決勝

セバスチャン・ベッテル決勝: 10位, グリッド:18番手

今日は必至に戦ったけど1ポイントしか獲れなかった。グリッドペナルティを受けた事を考えれば良く挽回できたと思うし、クリーンエアーの中でのペースは悪くなかった。

予想通り、路面温度が高かったからタイヤをマネジメントしなきゃならず誰にとっても難しいレースだった。

スティントを引っ張る事がチャンスに繋がると考えていたから、皆がかなり早い段階でピットインしてくれたのは有り難かった。おかげで重要な終盤の局面でフレッシュなタイヤを活かす事ができ、トップ10でフィニッシュできた。チームは戦略面で良い仕事をしてくれた。

あともう数周あれば角田を捉える事ができたかもしれないけど、スタートポジションを考えれば1ポイントというのは悪くない結果だと思う。

ランス・ストロール決勝: 12位, グリッド:13番手

今回は僕らの週末じゃなかった。予選ではイエローフラッグの影響があり、今日はオープニングラップのターン1で当てられてしまった。あの接触のせいで最後尾まで後退してしまい、おまけにフロントウイングにかなりのダメージを負ってしまった。

パフォーマンスが低下する中、何とかフィールドを駆け上がってこれたけどポイントには届かなかった。

忘れるべきレースだね。前に進んで次のメキシコではもっと力強い走りを目指すよ。


10月24日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた2021年F1第17戦アメリカグランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が通算18勝目を上げ優勝。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位表彰台にはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が滑り込んだ。

エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコGPは11月6日のフリー走行1で幕を開ける。

F1アメリカGP特集

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