Q1敗退ハミルトン、「悪夢のクルマ」を嘆きパルクフェルメ下でセットアップ変更へ

Q1敗退を喫した予選を経てインタビューに応じるルイス・ハミルトン(メルセデス)、2024年10月19日F1アメリカGPcopyright FORMULA 1

F1アメリカGP予選で衝撃のQ1敗退を喫したルイス・ハミルトンは、予選でのメルセデスW15を「悪夢のクルマ」と評し、決勝に向けてセットアップを変更するために、ピットレーンスタートを選択する意向を示した。

今季最後のアップグレードによってW15は、期待を誘うパフォーマンスを初日に発揮したものの、スプリントでは両ドライバーともにタイヤのデグラデーションに苦戦。レッドブルやフェラーリ、マクラーレンに太刀打ちできなかった。

6位フィニッシュと、かろうじて1つポジションを上げるに留まったスプリントについてハミルトンは「フォーメーションラップからフロントサスペンションに何らかの問題があって、レースを通してその状態が続いたため、クルマのバランスがかなり厳しかった」と説明した。

アメリカGPで誰よりも多い6勝を誇るハミルトンは、その後迎えた予選でトラックリミット違反を犯し、まさかの19番手に終わった。ただし、タイムが抹消されなくとも16番手でQ1ノックアウトを喫していた。

ハミルトンは予選に向けて「幾つかの変更」をクルマに加えたことを明かし、「予選でのクルマは悪夢だった。だから多分、ピットレーンからスタートすることになると思う。そうでないと、何もできそうにないからね」と語り、「気落ちしたのは確かだけど、どうしようもない」とも付け加えた。

エンジン交換ペナルティでリアム・ローソン(RB)が降格となるため、ハミルトンは1つ繰り上がりの18番グリッドに着く見込みだが、クルマのセットアップを変更すればパルクフェルメ規定違反となるため、ピットレーンスタートが命じられることになる。


2024年F1アメリカGP予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。

決勝レースは日本時間10月20日(日)28時にフォーメーションラップが開始され、1周5,516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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