ピエール・ガスリー「ホンダの新エンジンは大幅前進、車体側の感触もかなり良い」

笑顔で話をするピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、フランツ・トスト代表 F1アメリカGPにて 2018年10月20日copyright Red Bull Content Pool

現地20日土曜のF1第18戦アメリカGP予選セッションを終えたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダのスペック3改良型エンジンは大きな前進を果たしているとの認識を示した。ホンダは前戦鈴鹿サーキットで明るみに出たパワーユニットの課題点を改善。週末に先立って新たなエンジンの封を切った。

予選Q1に挑んだガスリーは、チェッカーフラッグ直前にトップから僅かコンマ7秒落ちの1分34秒850を記録。トップ3強チームを除いた全14台の中で最も速いタイムを刻み、余裕でQ2進出を決めた。パワーユニット交換に伴うグリッド降格が決まっていたため、Q2では走行チェックを行うのみでタイムを記録する事はなく、ガスリーは13番手で予選を終えた。

ホンダのスペック3改良型エンジンは大幅前進

ピエール・ガスリー予選: 13位, FP3: 12位

今日の予選Q1は本当にポジティブだった。あのラップは本当に楽しかったし、7位でQ1を終えられるなんて素晴らしい事さ。僕らはグリッド後方からのスタートが決まっていたから、Q2で走る理由が殆どなく、タイム計測はしなかった。

ホンダの新しいスペックのエンジンは大きな前進を示しているし、車体の方もかなり良い感触だよ。週末を通して、ウェットとドライのいずれのコンディションにおいてもクルマはかなり快適だった。

もちろん、明日のレースが僕らにとって簡単でないのは間違いない。前には多くのライバルがいる状態で、大量に追い抜かなきゃならないからね。でも僕らには優れたパフォーマンスがあるし、限界までプッシュしてみるつもりだ。最高の結果で終えられると良いね。


ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番手はキミ・ライコネンという結果となった。ベッテルは赤旗減速違反のために3グリッド降格の5番グリッドからの巻き返しを狙う。

2018年F1第18戦アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月22日(月)3時10分から行われ、1周5516m、反時計回りのサーキット・オブ・ジ・アメリカズを56周する事で勝敗を決する。

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